★ 悪徳富豪!苛斂誅求!滞納者には最大限の圧力!? 〜 大和守・藤原輔公の「とっておきのみなさま」!! |
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日大 アメフト タックル 内田正人 宮川泰介 パワハラ 圧力 藤原輔公 |
平成三十年(2018)五月は、日大アメフト部悪質タックル問題が席巻した。
内田正人(うちだまさと)監督以下指導部が悪質な反則を強要していたことが、宮川泰介(みやがわたいすけ)選手の告発で明らかになった。
指導部は反則強要は否定したが、宮川選手の発言そのものは否定しなかった。
指導部の矛盾としどろもどろさに、世間はかみついた。
「どっちが悪いのか、わかりやすすぎる!」
指導部は、宮川選手以外にも暴力やパワハラを行い、これまで多くの部員を退部や退学に追い込んできたという。
「圧力はかけていない」
というのは、権力を持つ者が言うことではない。
わざわざ、
「圧力をかけるぞ」
と、断ってからかける人は、ほぼいないであろう。
あれこれしているうちに、自然に圧力になるのが大半であろう。
圧力をかける権力者の中には、それすら自覚していない人もいる。
モリカケ(森友学園+加計学園問題)ほかでの改竄(かいざん)・隠蔽(いんぺい)・廃棄・虚偽・忘却などは、圧力をかけていたことを隠すための行為と推測するのが普通であろう。
はい、というわけで今回は「圧力味」と題し、堀田正信(ほったまさのぶ)vs.佐倉惣五郎(さくらそうごろう。木内宗吾)を採り上げようと試みましたが、見る史料見る資料、登場人物名や逸話が違うため、更なる検証が必要だと思って保留しました。
そこで今回は、おなじみ『今昔物語集』から圧力をかける男の話を見つけましたので、そちらをお届けします。
昨年(2017年)の「毒物味」で、絶対に納税しない越前守・藤原為盛(ふじわらのためもり)を紹介しましたが、今回は彼の甥(おい)で、絶対に納税させる大和守・藤原輔公(ふじわらのすけきみ)を紹介します(「北家系図」参照)。
それでは、彼がモンスター滞納者・藤原清廉(きよかど)に使った「恐怖の圧力」をお楽しみください。
[2018年5月末日執筆]
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参考文献はコチラ
【藤原輔公】ふじわらのすけきみ。大和守。魚名の子孫。為盛の甥。
【大和大掾】やまとのだいじょう。大和国司判官。輔公の部下。
【侍たち】
【とっておきのみなさま】
【藤原清廉】ふじわらのきよかど。大蔵大夫。大和・山城・伊賀に荘園を持つ大富豪。