★ 土左衛門?背丈五丈?それにしても大きすぎ! 〜 平安時代に常陸東西浜に漂着した謎の巨人伝説!! |
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ホーム>バックナンバー2019>平成三十一年二月号(通算208号)外人味 大坂なおみ選手は日本人か?
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平成三十一年(2019)一月、大坂なおみ選手が全豪オープンでチェコのクビトバ選手を破って優勝した。
前年の全米オープンに続く連覇により、世界ランキング一位の座にも就いた。
日本のみならず、アジア人初の快挙である。
「すごい!」
「よくやった!」
「日本の誇りだ!」
日本中が大喜びしたが、どうも米国はおもしろくないらしい。
ある米国人女性記者がこんなことを言っていた。
「なおみは本当は米国人よ。それなのになぜ日本に持っていかれたのよ」
確かに大坂は米国人でもある。
が、日本との二重国籍のため、どちらで登録するかは本人の自由であろう。
日本人の一人としては、日本を選んでくれてありがとう、と、言いたい。
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大坂なおみ 外人 藤原信通 |
大坂については血統の話もある(「大坂味」参照)。
「父がハイチ人。母が日本人」
の、ため、
「日本人に見えない」
「どう見ても見た目は外人」
と、言う人もいるのである。
日本人らしくみせるため、日清食品の「肌白問題」も起こったとみられる。
が、これはもう時代錯誤であろう。
色鉛筆の「肌色」をなくしたのと同様、「日本人らしさの定義」も改めるべきである。
振り返れは、日本の歴史はいつも外人が動かしてきた。
現在の日本を作ったのは、第二次大戦で日本に勝った米国人である。
幕末維新に歴史を変えたのは、英国人など列強の人々である。
近世には南蛮から鉄砲やキリスト教などが(「南蛮味」参照)、朝鮮から磁器などがもたらされた。
古代から中世には、文字や律令や仏教など、多くの文物が大陸からもたらされた。
「でも、縄文文化と神道はもとからあったぞ」
と、いうのも正しいとは言えない。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと。「山岳味」参照)も縄文人も初めから日本にいたわけではないのである。
どちらも日本以外から渡来した「外人」なのである。
はい、というわけで今回は「外人味」にしました。
平安時代に日本の歴史をそんなに動かさなかった「外人」の話をお届けします。
え? これこそ外人じゃない?
まあまあ、そう固いことはおっしゃらずに〜。
[2019年1月末日執筆]
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参考文献はコチラ
【藤原信通】ふじわらののぶみち。常陸介(常陸国次官。事実上の長官)。
【常陸大掾)】ひたちだいじょう。常陸国判官。信通の部下。
【史生】ししょう。常陸国下級役人。信通の部下。
【東西浜の群集】
【ある武士】
【話を聞いた人】
【東西浜の巨人】