1.岡倉天心

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芸術の秋
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横山大観 PROFILE
【生没年】 1868-1958
【別 名】 酒井秀麿
【出 身】 常陸水戸城下(茨城県水戸市)
【本 拠】 水戸→東京→外国(欧米・インド)
→五浦(茨城県北茨城市)→東京など
【職 業】 日本画家
【役 職】 京都美術工芸学校教諭→東京美術学校助教授
→帝室技芸員・帝国美術院会員・芸術院会員
【祖 父】 酒井如酔(喜熙・市之允。常陸水戸藩士)
【 父 】 酒井捨彦(常陸水戸藩士)
【 母 】 横山須恵
【 妻 】 滝沢文(文子)・遠藤直子・横山静子
【 子 】 横山初音
【養 子】 横山善信(静子の弟)
【 師 】 橋本雅邦・岡倉天心・狩野芳崖ら
【同 門】 菱田春草・下村観山ら
【作 品】 生々流転・瀟湘八景・屈原・無我・大楠公など
【主 食】 酒(酔心)
【墓 地】 谷中霊園(東京都台東区)

 横山大観と酒の関係は、彼の誕生とともにあります。
「え!生まれてすぐに酒を飲み始めたの!?」
 そうじゃありません。
 大観の父は、酒井捨彦
(さかいすてひこ)という常陸水戸(みと。茨城県水戸市)藩士でした。
 そうです。
 彼は「酒井」から明治元年(1868)に水戸城下
生まれたのです。
 本名は秀麿
(ひでまろ)

 明治二十一年(1888)に大観は母方の横山家の養子になり、翌年に東京美術学校に入学しました。
 そこには酒豪がいました。
 校長・岡倉天心です。
 試しに「岡倉天心」で画像検索してみてください。
 ほーら、いかにも飲みそうなオッサンが出てきたでしょ〜?
 実は、大観は最初から酒好きではありませんでした。
 むしろ嫌いで、おちょこ二、三杯で赤くなり、さらに杯を重ねるとゲロっちゃうほどの下戸でした。
「おい、どうした?もうくたばったのか?」
「安心してください!吐いてますよ!」
 天心はそんな大観を許しませんでした。
日本男子なら酒の一升ぐらい飲めないでどうする!飲め!吐いても吐いてももっと飲め!」
 天心によるアルハラのおかげで、大観は毎日一升二升三升当たり前の見事なアルコール依存体質になることができたのです
(全然ありがたくねぇー)

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