老若男女!大量虐殺!念仏唱えてあの世逝き!
  〜 戦国史上最悪の大惨事・第三次長島一向一揆攻め!!

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カダフィ大佐虐殺
1.天平の面影
2.出家とその弟子
3.大脱走
4.生きてゐる兵隊
5.憎いあンちくしょう

 リビアの最高指導者・カダフィ大佐(Moamer Kadhafi)は死んだ。
「アラブの狂犬」と恐れられたその男は、四十二年の独裁の果てに、リビア国民の反乱と、それをあおった欧米列強の援助によって故郷シルト付近で散った。
カダフィは銃撃戦で死にました〜」
 そうであろうか?
こんなことは許されない」
 彼の最期は虐殺以外に何ものでもない!

 カダフィ自身も虐殺を行っていたとされる。
 が、それが事実だとしても、暴力の応酬は許されるはずがない!
 悪は一人でやったわけではないのである!
 すべての悪を彼一人に押し付けておしまいとは、虫がよすぎるであろう!
 これではウサマ
(オサマ)・ビンラディン殺害と同じである!
 サダム・フセイン
(Saddam Hussein)もそう!
 ニュルンベルク
(Nuremberg)裁判や極東国際軍事裁判もそう!
 欧米列強はいつの時代でも「悪人」にはろくに反論もさせず、「死人に口なし」とばかりに処刑してしまうのである!
 理由は、しゃべられては困ることが多すぎるからであろう!

 だいたい今回のリビア騒乱は、戊辰戦争と手口が同じである。
 標的の国を開かせ、国民に知識を与え、為政者への反感をあおり、国民に武器を提供し、反乱を起こさせて政府を転覆させる!
 結末は少し違ってもいい!
 金もうけさえできれば満足なのである!

 ほぽ日時事斬りブログ「時事チップス」を御覧の方は御存知であろう。
 私は平成二十三年(2011)一月三十一日に「北アフリカはどうなっちまうのか」と題し、こんな風刺話を書いた。

 リビアのカダフィ大佐のスジの話。

「大佐」
「なんだ?」
「大佐は事実上の国家元首なのに、どうして何十年も大佐のままなんですか?」
「自分でもよく分からないんだ」
「それはさておき、西隣のチュニジアがひっくり返されました」
「びっくりだったな」
「東隣のエジプトもひっくり返されそうです」
「もっとびっくりだな」
「つまり、この国もひっくり返ります」
「オセロじゃねえー!」

 当時はまだ、リビアでは騒乱はおろかデモすら起こっていなかった。
 しかし、かつての欧米列強はこういうことをやっていたと、私はジョークのつもりで書いただけであった。
 それなのに、本当にやっちまった!
 列強、恐るべしである。

 日本は決して「第二次戊辰戦争」を招いてはいけない。

  増税路線 → 国民困窮 → 列強扇動 → 武器提供 → 国民決起 → 日本内乱 → そして列強ウッハウハ

 すでにその兆しが現れている感があるが……。

 はい。というわけで今回は「騒乱味」「暴力味」「泥沼味」に続く完結編、戦国史上最悪の大虐殺「第三次長島一向一揆攻め」です。
 この大虐殺を日本史上最悪の大虐殺という方がいるが、誤りである。
 日本史上最悪の大虐殺は、アメリカによる広島への原爆投下にほかならない。

[2011年10月末日執筆]
参考文献はコチラ

「第三次長島一向一揆攻め」登場人物

【織田信長】おだのぶなが。美濃岐阜城主。織田軍総帥。

【織田(津田)信広】おだ(つだ)のぶひろ。信長の兄。
【織田信忠】おだのぶただ。尾張清洲城主。信長の長男。

【織田(津田)信次】おだ(つだ)のぶつぐ。尾張守山城主。信長の叔父。
【織田(津田)秀成】おだ(つだ)ひでなり。信長の弟。
【織田(津田)信成】おだ(つだ)のぶなり。信長の従兄弟。

【林秀貞(佐渡)】はやしひでさだ(さど)。尾張那古屋城代。信長の家臣。筆頭家老。
【柴田勝家】しばたかついえ。近江長光寺城主。信長の家臣。
【丹羽長秀】にわながひで。近江佐和山城主。信長の家臣。

【明智光秀】
あけちみつひで。近江坂本城主。信長の家臣。

【稲葉一鉄(良通)】
いなばいってつ。美濃曽根城主。信長の家臣。美濃三人衆の一。
【氏家直通(行広)】うじいえなおみち(ゆきひろ)。信長の家臣。卜全の子。
【九鬼嘉隆】くきよしたか。志摩田城城主。信長の家臣。九鬼水軍の首領。

【織田軍の人々】
【長島一向一揆の人々】

【太田修理亮】おおたしゅりのすけ。伊勢篠橋城将。一揆側。
【水谷盈吉】みずたにみつよし。伊勢大鳥居城将。一揆側。

【下間豊後(頼重or頼成)】
しもつま(しもずま)ぶんご(らいちょうorらいせい)。本願寺坊官。

【顕忍(佐尭)】けんにん(さぎょう)。長島願証寺第5代住職。名目上の長島一向一揆総帥。

【下間頼旦】
しもつま(しもずま)らいたん。本願寺坊官。事実上の長島一向一揆総帥。

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