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 〜 金言?格言?大顰蹙!?富豪による珠玉の迷言たち!!

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鳩山由紀夫の迷言
1.飯豊青皇女の迷言
2.聖徳太子の迷言
3.白河法皇の迷言
4.平時忠の迷言
5.上総広常の迷言
6.土岐頼遠の迷言
7.山名宗全の迷言
8.徳川家光の迷言
9.グラバーの迷言
10.岩崎弥太郎の迷言
11.内田信也の迷言
12.吉田茂の迷言

 謹賀新年。みなさま明けましておめでとうございます。
 まもなく来年もめでたく今年になります
(これを執筆時は平成二十一年十二月です)。時というものは時勢に関係なく、無機質に流れていくものですね。
 よく、来年の抱負を語る方がありますが、実際に来年になることは絶対にありえません。来年になったと思ったら、それは紛れもなく今年なのでございます。
 ですから、
「来年は何々しよう」
 なんていうことはまったく意味のないことです。
 そうです。「来年のことを言えば鬼が笑う」んです。
 やはり、今年すべきことは今年中に、今日すべきことは今日中にやっておくべきではないでしょうか?

 はい。私の妄言はこのくらいにしておきますが、日本史上にはたくさんの迷言や妄言があります。
 弊サイトでも藤原道長の「望月の歌
(「満月味」参照)」や、藤原陳忠(のぶただ)の「受領うんぬん(「役人味」参照)」などを紹介しましたが、同類のものはまだまだたくさん存在します。

 昨年平成二十一年(2009)十二月にも、また一つ迷言が生まれました。

恵まれた家庭に育ったものですから」

 もはや御存知と思いますが、偽装献金について問われた鳩山由紀夫(はとやまゆきお)首相がのたまった、ありがたーいお言葉です。
 このお言葉に思わず吹き出した方も、多いことでしょう。
 不正とかそういう意味ではなくて、別の意味でピピンとトサカを立てた方も少なくなかったかと存じます。
 この言い訳は、万人を納得させるほどの勢いがあるものでしたが、この後、鳩山内閣の支持率は急落してしまいました。これはもう福田康夫
(ふくだやすお)元首相の「あなたとは違うんです!(「辞任味」参照)」や、麻生太郎(あそうたろう)前首相の「下々のみなさん!」などとともに、後世に伝えられる迷言といえるでしょう。

 というわけで今回はお正月ということで、日本史上に燦然(さんぜん)と輝くめでたいめでたい「お金持ちの迷言」についてゾロゾロ紹介していきましょう。
 本当に「おめでたい」お言葉の数々です。どうぞ鼻で連笑しながら御堪能
(たんのう)ください。

[2009年12月末日執筆]
参考文献はコチラ

「富豪による珠玉の迷言たち」登場人物

【飯豊青皇女】いいとよのあおのおうじょ。古墳時代の皇族。執政。

【聖徳太子】しょうとくたいし。飛鳥時代の皇族。摂政。

【白河法皇】
しらかわほうおう。平安時代の皇族。院政の祖。

【平 時忠】たいらのときただ。平安時代の公卿。

【上総広常】かずさひろつね。平安時代の武将。

【土岐頼遠】ときよりとお。南北朝時代の武将。

【山名宗全(持豊)】やまなそうぜん(もちとよ)。室町時代の武将。

【徳川家光】とくがわいえみつ。江戸幕府の3代将軍。

【グラバー】
江戸〜明治時代のイギリスの貿易商。

【岩崎弥太郎】
いわさきやたろう。明治時代の実業家。
【西郷従道】さいごうつぐみち。明治時代の軍人政治家。

【内田信也】
うちだのぶや。明治〜昭和時代の実業家。

【吉田 茂】
よしだしげる。昭和時代の政治家。首相。

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