1.飯豊青皇女の迷言

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 飯豊青皇女(いいとよのあおのおうじょ。青海皇女・飯豊女王・忍海部女王・飯豊郎女・忍海飯豊青尊)古墳時代の皇族である(「天皇家系図」参照)
 伝十七代大王・履中天皇
(りちゅうてんのう)の皇女(または皇孫)で、伝二十二代大王・清寧(せいねい)天皇没後に甥(おい。または兄弟)二人(仁賢天皇・顕宗天皇)が帝位を譲り合ったため、中継ぎとして執政したという。
 史書によってはこれを即位したとみなし、歴代天皇に加えているものもある。

 その飯豊青皇女が忍海角刺宮(おしぬみのつのさしのみや。奈良県葛城市?)にて、初めて男と交合した後に人に語ったのがこれである。

「人並みに女の道を知ったけど、別に変わったこともありません。もうこれからは男としたいとも思いません」

 何だかお金持ちの箱入り娘っぽい発言であるが、問題なのは飯豊青皇女がなぜそういう心理にいたったのかではなく、誰と交わったかではあるまいか?
 それなのに何ゆえ『日本書紀』の編集者はそのことをはぐらかし、こんな的外れな記録を残したのであろうか?

 おそらく、それを書くことをはばかられたため、ごまかしたのであろう。
 では、彼女は誰と交わったのか?

 当時最強豪族のプリンス・平群鮪(へぐりのしび。「平群氏系図」参照)ではあるまいか?

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