5.上総広常の迷言 | ||||||||||||||
ホーム>バックナンバー2010>5.上総広常の迷言
|
上総広常(かずさひろつね。平広常・千葉広常)は平安時代の武将である(「上総氏系図」参照)。
源義朝に従って保元・平治の乱に参じ、治承四(1180)年の源氏総決起の際には源頼朝に常陸の佐竹氏討伐を進言、上総・下総を支配した。
その広常が三浦半島に頼朝を出迎えたとき、下馬を促されて言ったのがこれである。
「当家ではこれまで三代、公私ともに下馬の礼をとったことはない」
後に広常は謀反の嫌疑を受け、鎌倉で謀殺されてしまうのである。