7.山名宗全の迷言 | ||||||||||||||
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山名宗全は室町時代の武将である(「山名氏系図」参照)。
山名時煕(ときひろ。「クジ味」参照)の子で、嘉吉元年(1441)の嘉吉の乱で赤松満祐を討伐し(「処理味」参照)、但馬・備後などを領有、応仁の乱(「領土味」参照)では西軍の主将として戦ったことで有名である。
その宗全が、ある公家の大臣が先例を語っているのを聞いて言ったのがこれである。
「もっともなことであるが、何かにつけて先例を語るはよろしくない。これからは『例』を『時』に替えてしまってはどうか?先例を重んじ、時勢を無視していたからこそ、公家は武士から天下を奪われたのではないかな?」