12.吉田茂の迷言 | ||||||||||||||
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吉田茂は昭和時代の政治家である。
戦後、東久邇宮稔彦王・幣原喜重郎両内閣で外相を務めた後、鳩山一郎に請われて日本自由党総裁になり、昭和二十一年(1946)に第一次内閣を組閣して以降、五次七年に渡って首相として君臨した。
その間の日本国憲法の公布と施行、警察予備隊・保安隊の設置、サンフランシスコ講和条約・日米安全保障条約の締結は特に有名である。
その吉田が政界引退後、ある人から長寿の秘訣として何を食べているのかと問われて答えたのがこれである。
「人を食っております」
ユーモアとも豪語とも怪談とも意味深ともとれる絶妙の迷言ではあるまいか?