★ 永久不戦?捨身飼虎!釈迦の前世の再現か!?
  〜 入滅!高岳親王真如、マレー半島で散る!!

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法を守る国は戦争には勝てず
1.いただきますの虎
2.色々思い出しとら
3.ごちそうさまの虎

 戦争に加わるより大事なことがある。
 戦争に勝つことである。
 新安保法制は戦争に加わることは考えている。
 戦争に勝つことまで考えていない。

 戦争は悪である。
 法は正義でなければならない。
 悪を肯定する法など作っていいはずがない。
 法の支配とは相いれない、力の支配を認めていいはずがない。
 日本国憲法第九条を改正するということは、戦争という悪を、力の支配を肯定することになる。

「永久不戦は時世にそぐわない」
 という人は、現在だけを見て歴史を見ていない。
 一過性の現実に惑わされ、永遠の理想を捨ててはならない。 
 永久不戦とは、日本人だけではなく、全人類究極の理想である。
 永久不戦こそ、超人の境地である「無」や「空」につながるものであり、戦略的にも「善の善なるもの」なのである。
 九条には、ただ戦わないことを定めているわけではない。
 永久不戦という「戦争の奥義」を合わせて規定しているのである。

「改憲しないのなら、敵に攻められたらどうするのか?」
 というのは、おバカな質問であろう。
 敵に攻められたら、存分に戦うに決まっているではないか!
 たとえ憲法になくとも、正当防衛なら超法規的措置で認められているのである!
 戦わなければ、憲法にある生存権や財産権などを守ることはできないのである!
 法を守りながら戦争をする国が勝てるはずがない!
 アメリカを見れば一目瞭然
(いちもくりょうぜん)である!
 戦後のアメリカは、中途半端に法を守ろうとするから勝ち切れなくなった!
 戦中末期のアメリカのように、ありとあらゆる法を破り、軍民の区別なく虐殺を行い、軍民の区別なく敵国を焦土にして初めて勝利することができたのである!
 日本は九条を改正してはならない!
 何でもありの戦争に、手枷足枷
(てかせあしかせ)をつけてはならない!
 改正するということは、戦勝をあきらめることになるであろう!

 はい、という訳で今回は平安時代の究極の不戦論者を紹介します。
 先月の「安保味」に登場した阿保親王
(あぼしんのう)の弟・高岳親王(たかおかしんのう。高丘親王・真如)がマレー半島で生存競争すら放棄して死んじゃったというお話です。
 それでは、どぞっ!

[2015年6月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「高岳親王真如、マレー半島に散る」登場人物

【高岳親王(真如)】たかおかしんのう(しんにょ)。平城天皇の皇子。阿保親王の弟。

【平城天皇】
へいぜいてんのう。伝51代天皇。高岳親王の父。

【嵯峨天皇】さがてんのう。伝52代天皇。高岳親王の叔父。
【文徳天皇】もんとくてんのう。伝55代天皇。良房の甥。

【藤原良房】ふじわらのよしふさ。右大臣→太政大臣。

【恐怖する人々】
【しり込みする僧たち】
【日本軍の人】

【 ト リ 】虎。ワダの子。仮名。
【 マ ー 】虎。ワダの子。仮名。
【 フ ク 】虎。ワダの子。仮名。
【 ゴ メ 】虎。ワダの子。仮名。
【 ウ エ 】虎。ワダの子。仮名。
【 ヤ マ 】虎。ワダの子。仮名。
【 イ マ 】虎。ワダの子。仮名。

【 ワ ダ 】
マレーの虎。トリらの母。仮名。

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