★ ああ非情!邦人たちの無念の叫びがこだまする!! 〜 日本史上最悪の理不尽海難・ノルマントン号事件!! |
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平成二十年(2008)二月、千葉県房総半島沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロ延縄(はえなわ)漁船「清徳丸(せいとくまる)」が衝突、清徳丸は沈没し、漁師父子は行方不明になった。
「漁船のほうが退いてくれると思った」
失敗時に誰でも言いそうな言い訳である。言い訳は言い訳であって、反省ではない。
衝突時の諸情報がコロコロ変わるのも不思議である。
自衛隊はいったい何を守っているのか、今一度よく考えるべきであろう。
また、誰に食わせてもらっているかも、今一度よく思い出すべきであろう。
軍事的にもこの事故は大ミスである。
自衛隊は国内だけではなく、世界中に大恥を公表し、弱点をさらけ出したことになるからである。脆弱(ぜいじゃく)な体制や、非戦略上の隠蔽(いんぺい)体質はただちに改善されなければならない。
それにしても、日本は海に囲まれているだけあって海難事故が多い。
日本史上最悪の海難事故は、死者千百五十五名を出した昭和二十九年(1954)の台風十五号(洞爺丸台風)による青函連絡船「洞爺丸(とうやまる)」沈没事故であるが、今回は日本史上最悪の理不尽海難事件・ノルマントン号事件を紹介したい。
不平等条約下で起こったこの海難事件は、当時の大英帝国のおごりを示すものである。
海上自衛隊の面々には、ぜひこの事件を見習ってほしくないものである。
[2008年2月末日執筆]
参考文献はコチラ
【 私 】ノルマントン号日本人乗客。
【私の友人】
【イギリス人を悪く言う人】
【病 人】ノルマントン号日本人乗客。元巡査。高知出身。
【女子供】ノルマントン号日本人乗客。
【日本人乗客たち】
【外国人乗員たち】
【国民たち】
【イギリス人水夫】
【ドレーク】ノルマントン号船長。イギリス人。