87.景気味 基礎用語集

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アメリカ≧アメリカ合衆国(United States of America)=米国(べいこく)
 北アメリカ大陸にある国。1492コロンブスが漂着し、十六世紀初めにスペインが、1607年からイギリスが入植、1776イギリスから独立宣言し、1783パリ条約で独立を承認、徐々に西へ領土を広げ、十九世紀半ばに太平洋側に到達、二度の世界大戦と冷戦を経て、世界一の工業国・農業国・軍事大国に成長した。首都はワシントン。

円高(えんだか)
 円の対外価値が上がること。特に対ドルに対していう。輸入は得だが、輸出は損をする(円安では逆)。円高が原因で不況になることを円高不況という。

大王(おおきみ)
 大和政権の首長。皇族の代表。天武(てんむ)天皇の頃から天皇と呼ばれるようになった。

葛城氏(かずらきし・かつらぎし・かずらきうじ・かつらぎし)
 古代の大豪族。姓は臣(おみ)。氏祖は武内宿祢(たけちのすくね)の子・葛城襲津彦(そつひこ)という。大和国葛城地方を本拠とした。大王の外戚となって大和政権で重きをなしたが、円(つぶら)の代に雄略(ゆうりゃく)天皇によって滅ぼされた。

国造(くにのみやつこ)
 大和政権の地方官。世襲制で大和政権に服従した地方首長が現在の市や郡域程度の地域を支配した。大化の改新以後も存続したものもあり、祭祀(さいし)をつかさどった。

皇后(こうごう)←大后(たいこう・たいごう・おおきさき)
 天皇の正妻。大王の正妻は大后。天武天皇の頃(皇后は後の持統天皇)に称号が定着し、大后は皇太后の略称となる。一条天皇から二后並立制(皇后・中宮)がとられた。

消費税(しょうひぜい)
 物品・サービスの消費に課される税。中曽根康弘(なかそねやすひろ)内閣が売上税導入に失敗した後、1988竹下登(たけしたのぼる)内閣が税率を三パーセントとして創設し、1989施行、1997税率が五パーセントに上げられた。

前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)
 古墳の形式の一つ。丸い円墳と四角い方墳を連結させたもので、上から見るとカギ穴のような形をしている。名付け親は江戸時代の学者・蒲生君平(がもうくんぺい)。最大の前方後円墳は大仙陵古墳(だいせんりょうこふん。伝仁徳天皇陵)。

川柳(せんりゅう)
 五・七・五音十七字の短詩。季語などの制約がなく、江戸時代中期に流行した。始祖は柄井(からい)川柳。

大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)=大山(だいせん)古墳=伝仁徳天皇陵(でんにんとくてんのうりょう)
 百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の中心をなす日本最大(面積では世界最大)の前方後円墳(ぜんほうこうえんふん)。大阪府堺(さかい)市所在。五世紀の修造。伝仁徳(にんとく)天皇陵。墳丘全長四八六m。総全長約九百メートル。高さ三十五メートル。最大幅三百五メートル。円筒埴輪(えんとうはにわ)推定二万本。周囲に陪冢(ばいちょう。小古墳)十五基が点在。

徳政令(とくせいれい)
 鎌倉〜室町時代の法令。賃貸・売買契約を破棄するよう強制した法令。幕府が御家人を救済したり、一揆を鎮圧したりするために発令した。最初のものは1297永仁の徳政令。江戸時代の棄捐令(きえんれい)もこの類。

名代・子代(なしろ・こしろ)
 古墳時代の部の一種。皇族のための労働奉仕集団。国造(くにのみやつこ)の民を割いて設け、大王家一族の生活費を貢納させた。雄略天皇代の長谷部(はせべ)、安閑天皇代の勾部(まがりべ)など。

日本(にほん・にっぽん・やまと)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。現在の首都は東京。

平群氏(へぐりうじ・へぐりし)
 古代の大豪族。姓は臣(おみ)。氏祖は武内宿祢(たけちのすくね)の子・平群木莵(つく)という。大和国平群郡平群を本拠とした。大和政権で重きをなしたが、真鳥(まとり)・鮪(しび)の代に大伴金村(おおとものかなむら)に滅ぼされたという。

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