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  〜 新皇・平将門の再来!? 平忠常の乱!!

ホーム>バックナンバー2022>令和四年5月号(通算247号)降伏味 ウクライナ戦争の行方

ウクライナ戦争の行方
1.火のないところに煙立つ
2.心中より陳情
3.急かなくとも事を仕損ずる
4.毒食らわばシャモジまで

 暴力は振るったほうが悪である。
 戦争は仕掛けたほうが悪である。
 ウクライナに露軍を侵攻させたプーチン大統領は極悪である
(「侵攻味」「併合味」参照)
2014年のウクライナ騒乱
(ユーロマイダン革命)で反政府デモを扇動して親露派ヤヌコビッチ政権を転覆させた米欧は悪ではないのか!?」
 確定しないものは悪とはいえない。
 偽善とはいえるであろう。
 米欧が中途半端な軍事支援でウクライナ戦争を長引かせているのも偽善である。
プーチンを逆上させて核戦争や第三次世界大戦を招いてはならない」
 これは死の商人が幅を利かせているアメリカの本音ではない。
「ダラダラと小競り合いさせておいたほうが武器屋をもうけさせられるじゃないか!」
 これこそが、資本主義超大国の本音であろう。

 かわいそうなのはウクライナである。
 彼らはロシアの暴挙とアメリカの金もうけの犠牲になっているのである。
 ウクライナ戦争の実態を正確に捉えていないのは、中露ら権威主義
(専制主義)側だけではない。
 日欧など西側諸国も偏って見ているのである。
 日本は偏っていないインドなどを見習うべきであろう。

 世界の人々がウクライナ戦争の決着を願っている。
 最も簡単に終わらせる方法は、
プーチンに降伏しちゃえばいいじゃないか」
 であろう。
 私もそのうちの一人であるが、ウクライナでは受け入れない人が多いらしい。
 ただし、そんな私も、もしプーチンが核攻撃してきた場合は、逆に徹底抗戦を支持する。
 核兵器で解決できることなど、何一つ存在しないからである。

 はい、というわけで今回は「降伏味」として平安時代中期の東国の兵乱「平忠常の乱」を取り上げます。
 謀反人・平忠常は、『鎌倉殿の13人』で話題になった上総広常
(かずさひろつね。平上総介広常)の先祖です(「上総氏系図」)
 また、討伐者・源頼信は、源頼朝らの先祖です
(「清和源氏系図」参照)
 さらに、追討使・平直方は、北条義時らの先祖です
(「北条氏系図」参照)
 この三人は、鎌倉幕府開創の百数十年前にも、因縁の対決をしていたわけですね〜。
 それでは、どぞっ!

[2022年4月末日執筆]
ゆかりの地の地図

参考文献はコチラ

「平忠常の乱」登場人物

【平 忠常】たいらのただつね。下総権介。前上総介。上総広常の祖先。平常将・平常近・平一法師らの父。

【平 常将】たいらのつねまさ。忠常の子。
【平 常近】たいらのつねちか。忠常の子。

【藤原頼通】
ふじわらのよりみち。関白左大臣。藤原道長の長男。

【藤原教通】
ふじわらののりみち。内大臣。藤原道長の五男。

【藤原実資】ふじわらのさねすけ。右大臣。藤原斉敏の子。
【藤原頼宗】ふじわらのよりむね。権大納言。藤原道長の次男。

【藤原光業】ふじわらのみつなり。安房守。焼き殺された平維忠の後任。平正輔の前任。
【平 正輔】たいらのまさすけ。安房守。藤原光業の後任。相続争いのため現地に赴任せず。

【平忠常の郎党たち】
【朝廷の人々】

【平 直方】たいらのなおかた。追討使。検非違使。右衛門少尉。北条氏の祖先。

【中原成通】なかはらのなりみち。追討使。検非違使。左衛門少志。
【藤原頼宗】ふじわらのよりむね。権大納言。

【源 頼義】みなもとのよりよし。頼信の子。

【源 頼信】みなもとのよりのぶ。追討使。甲斐守→美濃守。源頼朝の祖先。

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