歴史改竄?裏面工作!吉野の山に散る皇子!! 〜 火のないところに煙立つ!?古人大兄皇子の変!! |
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韓国哨戒艦(しょうかいかん)「天安(チョナン・チョンアン)」沈没事件以降、朝鮮半島は緊迫している。
事件についてアメリカと韓国は、
「沈没させたのは北朝鮮の魚雷だ」
と、非難し、日本も全面的にこれを支持している。
しかし北朝鮮が、
「事件は米韓の捏造(ねつぞう)だ」
と、言い張っているため、国連は北朝鮮が「犯人」だとは断定できていない。
どうしてできないのであろうか?
ウソ国家北朝鮮を追い詰めるのに、なぜこんなに手間取るのであろうか?
それは、アメリカにもウソがあるからであろう!
「イラクは大量破壊兵器を持っている」
アメリカにはウソをついて戦争を起こしたという「前科」があるからである!
では、哨戒艦沈没事件を「工作」したのはアメリカであろうか?
いや、
「悪いことをしやすい国はどっちだ?」
という観点から見れば、やはり北朝鮮が撃沈した可能性のほうが断然高い。
が、
「じゃあ戦争になって得をするのはどっちだ?」
と、考えると、何だか逆のように思えてならないのである。
かつて朝鮮半島は大日本帝国にとって「利益線」であった。
このことは、極東の「盟主」がアメリカに代わった今でも変わらない。
しかし近年、中国・ロシアの台頭によって、極東におけるアメリカの地位は低下してしまった。
アメリカは危機を感じているであろう。
「中露の拡大を阻止するためには、『利益線』を確保しておくしかない」
かつて日本が考えたことと同じことを考えないとも限らないわけである。
それでも先制攻撃をすれば、国際社会の批判の的である。
そんなアメリカが思いつくこととはなんであろうか?
「そうだ!向こうから攻めてきたことにしてしまえばいいんだ!そうすれば正当防衛になり、正義がアメリカのもとに舞い込んでくるのだ!」
これもまた、かつて日本が考えたことではあるまいか?
歴史は繰り返すものである。
構図が同じということは、バカを見る国もまた同じということである。
戦争をして困るのは戦地の人々である。
朝鮮半島で戦争が起こったとしてもアメリカは困らないが、戦地から近い日本は巻き込まれる可能性もあるわけである。
私は今回の国連の対処は正しいと思う。
しかし国連というものは、重ねて事が起こった場合、対処を誤ってしまうことが多い。
一方、日本には、昭和六十二年(1987)の大韓航空機爆破事件で一躍悪名をとどろかせた北朝鮮の元工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚がやって来た。
彼女の待遇は、超法規的措置での入国、国賓級の警備、鳩山由紀夫(はとやまゆきお)前首相別荘でのお泊り、富士遊覧飛行など、元凶悪犯にあるまじき「厚遇」に見えたが、「女性に優しい」ことで知られる中井洽(なかいひろし)拉致担当相からしてみれば、「あの程度のサービス」は、たいしたことではなかったのであろう。
ということで今回は飛鳥時代の工作事件「古人大兄皇子(ふるひとのおおえのおうじ・ふるひとのおおえのみこ。古人皇子)の変」を紹介します。
「え!古代ってことは、また突拍子もない奇説を出してくるの?」
うーん、どうでしょう〜?
古代史ってものは、裏返ったり表に戻ったり、またまたひっくり返ったり、ゴチャゴチャしているもんですね〜。
[2010年7月末日執筆]
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