ホーム>バックナンバー2021>令和三年11月号(通算241号)皇族味　真子内親王降嫁

　● 日本国憲法 ●　第二十四条第一項

　婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

｢私にとって圭(けい)さんは、かけがえのない存在です。そして、私たちにとって結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした｣
｢私は真子(まこ)さんを愛しています。一度きりの人生を、愛する人とともに過ごしたいと思っています｣

　令和三年(2021)十月二十六日、秋篠宮家(あきしののみやけ)の長女・真子内親王(「天皇家系図」参照)が、大学時代の同級生・小室(こむろ)圭と結婚し、皇籍離脱して「小室真子」となった。
　めでたい話であるが、中には素直に祝福できない人もいるらしい。
　メディアによっては小室圭を「令和の道鏡」呼ばわりしているものもあるが、同列に扱うのはおかしい。
　道鏡の相手は天皇だが、小室の相手は元皇族の「一般人」である。

　それにしても、結婚会見の記者たちは、失礼極まりなかった。
　祝いの席にカネや病気の話題を持ち出すのは非常識であろう。
　逆の立場で考えてみるがいい。
　自分の結婚式に下品な質問をする人ばかりが集まってきたら、ものすごく嫌であろう！

「報じる側からしたら興味あることやっているだけなんだよね」
　フジテレビ系『バイキングMORE』MCの坂上忍(さかがみしのぶ)が記者たちを擁護していたが、これは違うであろう。
　記者たちが代弁したのは「内親王に対する国民の意見」であって、「一般女性に対する国民の意見」ではない。
　結婚には反対しても、離婚させようと思っている人は圧倒的に少ないはずである。

　はい、というわけで今日は『古事記』より大昔の皇族、日本武尊(やまとたけるのみこと。倭建命・小碓命。「天皇家系図」参照)の黒歴史を紹介します。
　こんなひどい日本武尊の「残虐行為」に比べたら、小室夫妻のちょっとした「駆け落ち婚」など、実にかわいいものでしょう。

[2021年10月末日執筆]
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※ 「真子」の正式表記は「眞子」ですが、弊サイトの編集上の方針で新字体に変換しました。

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