★ 百鬼夜行!悪霊退散!怖いの怖いの飛んで行け! 〜 菅家の怨霊続行中!今度のエジキは藤原保忠!! |
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昔は体罰は慣れっこであった。
忘れ物が多かった私にとって、体罰は日常であった。
当時はそれが普通だと思っていた。
それでも、理不尽な体罰は受けたことがない。
今は時代が変わった。
今は「ゆとり教育」で育った子たちである。
「親にもなぐられたことないのに〜」
そんな子もざらにいる「ぬくぬく世代」なのである。
そんな子たちに体罰を食らわせるということは、いきなりバズーカ砲で攻撃するようなものであろう。
桜宮高校や豊川工業高校や女子柔道代表監督(園田隆二)などの行き過ぎた体罰は、「温度差」も問題なのではなかろうか?
「体罰はなくしましょう!暴力では何も変えられないんだ!」
確かに体罰は好ましくない。
私は加減の問題と思うが、調整できない大人がこんなにも増えてしまった以上、もはや体罰自体をなくしていくしかあるまい。
そもそも暴力で解決できることなんてない。
暴力で解決しようとすれば、暴力の連鎖を生むだけである。
先人は利口であった。
暴力に対抗するために武道を生み出し、暴力解決の代替措置としてスホーツを編み出したのであろう。
子供を強くしたいのであれば、暴力ではない代替試練を与えるべきなのである。
はい。ということで今は受験の季節でもありますので、「入試味」に続く天神様・菅原道真の怨霊をお届けします。
「え!道真の怨霊って、藤原時平と醍醐天皇の死で終わりじゃなかったんかい!?」
そんな簡単に終わりませんよ〜。
だって、ものすご〜く恨んでいたんですから〜。
今回のエジキは時平の長男・藤原保忠(やすただ)です。
それにしても、いじめ自殺や各種凶悪事件など、痛ましい事件が後を絶たない。
そういう事件が起こるたびに、願ってやまないことがある。
凶悪犯を生まないための最大の抑止力は、被害者の方が化けて出てきて加害者に復讐(ふくしゅう)しまくることであろう。
[2013年1月末日執筆]
参考文献はコチラ
【藤原保忠】ふじわらのやすただ。大納言。時平の長男。
【藤原時平】ふじわらのときひら。保忠の父。左大臣(生前)。
【廉子女王】れんしじょおう。保忠の母。仁明天皇の孫。
【藤原顕忠】ふじわらのあきただ。保忠の弟。時平の次男。
【伊 勢】いせ。保忠の筝の師。宇多法皇などの愛人。
【藤原保忠の妻】
【牛飼童】うしかいわらわ。保忠の従者。
【車 副】くるまぞい。保忠の従者。
【うわさをする人々】
【尊 意】そんい。天台座主。大僧都(後年)。
【藤原実頼】ふじわらのさねより。中納言。関白→摂政太政大臣(後年)。保忠の従弟。忠平の子。
【藤原忠平】ふじわらのただひら。摂政左大臣。関白太政大臣(後年)。保忠の叔父。