★ 天変地異!疫病蔓延!菅家の怨霊鎮まらず!!
  〜 ちょっと改変?『北野天神縁起絵巻』!!

ホーム>バックナンバー2020>令和二年2月号(通算220号)猛威味 武漢発新型コロナウイルス(COVID19)猛威

武漢コロナ猛威
1.柘榴ぶー!
2.地獄かー!
3.託宣んー!

 中国の要衝・武漢(ぶかん。湖北省)で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID19)が流行している。
 感染者は七万三千人超
(死者は千八百百人超)と2002〜2003年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)をはるかに上回る猛威になってしまった(令和二年二月十八日現在)
 人口一千万人超の巨大都市は封鎖されたが、半数ほどが早期に市外へ脱出したという。
 やっかいなのは、無症状の人でも感染力があることである。
 いよいよ日本でも患者が続出し始め、死者まで出てしまったが、伝染させられる人がどこにいるかわからないため避けようがない。
 民は身体的な心配をするが、官は何より経済的な心配をしているであろう。

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 はい、というわけで、今月は二月ですし、疫病をもたらした猛威つながりということで、天神シリーズ(受験味入試味引籠味悪党味教育味引退味)の続編を紹介します。
 今回は鎌倉時代絵巻物北野天神縁起絵巻』の非現実的な部分を現実的なように改変してみました。
 そうそう。平安時代に何度も流行したとされる「咳逆病
(がいぎゃくびょう)」や「咳病」はインフルエンザとされていますが、コロナウイルスが原因だったのかも知れませんね。

[2020年1月末日執筆]
[2020年2月修正]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「北野天神縁起絵巻」登場人物

【多治比奇子】たじひのあやこ。薄汚い少女。多治比文子のひ孫。

【陽成上皇】ようぜいじょうこう。先々々々帝。伝57代天皇。

【尊 意】
そんい。大僧都・天台座主。

【恒 昭】
こうじょう・こうしょう。天台宗僧。

【道賢(日蔵)】
どうけん(にちぞう)。真言宗僧。三善清行の弟(または子)。

【神 良種】
みわのよしたね。近江の比良宮の神官。
【神太郎丸】みわのたろうまる。良種の子。

【菅原道真】
すがわらのみちざね。故右大臣。菅家。菅公。菅丞相。日本太政威徳天。天満大自在天神。

【物乞いども】
【藤原穏子の牛車の牛飼童】
【藤原穏子の牛車の車副たち】
【執金剛神の化身と名乗る僧】
【地獄の鬼たち】
【金峰菩薩】
【陽成上皇の牛車の牛飼童】
【陽成上皇の牛車の車副たち】


【醍醐天皇】
だいごてんのう。故先帝。延喜帝。伝60代天皇。朱雀天皇の父。

【藤原時平】ふじわらのときひら。故左大臣。藤原基経の子。

【藤原穏子】
ふじわらのおんし。皇太后(国母)。醍醐天皇の皇后。朱雀天皇の生母。藤原基経の娘。

【朱雀天皇】
すざくてんのう。今上帝。伝61代天皇。醍醐天皇と藤原穏子の子。

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