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　平成三十年(2018)七月、梅雨の終わりに断末魔のような豪雨が西日本を襲い、二百二十人超という平成時代最悪の犠牲者を出した(平成三十年七月豪雨・西日本豪雨)。
　梅雨が終わったかと思ったら、猛暑が始まった。
　中でも埼玉県熊谷市では、観測史上最高気温四十一・一度をたたき出した。
　猛暑がゆるんだかと思ったら、台風十二号がやって来た。
　三重県に上陸して近畿・中国・九州と進んだ「逆走台風」で、またも各地で豪雨をもたらした。
　まだ夏真っ盛りである。
　今後も豪雨や猛暑にお気を付けください。

　というわけで今回は「猛暑味」です。
　最高気温を更新した熊谷ゆかりの人物の、一番有名なあの逸話を紹介します。
「よくも美談をこんな話にしてくれやがったな！」
　あ――、クレームは受け付けておりませんので、そちらさまでカッカ熱くなっていてください。

[2018年7月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「熊谷直実と平敦盛」登場人物

【熊谷直実】くまがいなおざね。源氏の武将。直家の父。

【平　敦盛】たいらのあつもり。若武者。超美少年。平家の御曹司。

【熊谷直家】くまがいなおいえ。源氏の武将。直実の子。