日中激突!領土問題?尖閣諸島にアホがいる! 〜 人間なんて嫌いだー!アホウドリ悲劇の歴史!! |
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日本の主な領土問題は三つである。
北方領土(北海道根室市・留別村・紗那村・蕊取村・泊村・留夜別村・色丹村。ロシアが実効支配。「北方味」参照)と竹島(たけしま。島根県隠岐の島町。韓国が実効支配。「国境味」参照)と、もう一つは沖縄等の基地問題(アメリカが実効支配。「攘夷味」参照)である。
尖閣諸島(せんかくしょとう。沖縄県石垣市)はすでに日本が実効支配しているため、領土問題には含まれない。
「尖閣諸島は中国固有の領土だ!」
中国が主張することは自由であろう。
長い歴史上、尖閣諸島が中国領であった時期もあったであろう。
現に尖閣諸島開拓者として知られる古賀辰四郎(こがたつしろう)が、明治十八年(1885)に初めて開拓申請を行ったとき、時の内務卿・山県有朋(「選挙味」参照)は許可しようとしたが、外務卿・井上馨(「攘夷味」参照)の、
「清国を刺激するのはよくない」
という助言によって断念したこともあるのである。
日本が正式に尖閣諸島を領有するようになったのは、明治二十八年(1895)、つまり、日清戦争の勝利をほぼ確定してからのことである。
が、過去の領土は問題ではない。
そんなことを持ち出せば、イギリスは、
「アメリカやインドなどはイギリス固有の領土だ」
と、言い出すであろうし、モンゴルは、
「世界の大半はモンゴルの固有の領土だ」
と、言い出すであろう。
世界中がそんなことを言い出せば、収拾がつかなくなってしまう。
違うのだ!
大事なのは今現在どこの国の領土なのかということであろう!
日本の領土が確定したのは戦後のことであり、尖閣諸島は沖縄の一部としてアメリカが占領し、昭和四十七年(1972)に沖縄とともに日本に返還された「日本固有の領土」なのである。
つまり、今現在日本の領土である尖閣諸島を中国が強引に我がものにすることは許されないということなのである。
日本も、
「北方領土は日本固有の領土だ!」
「竹島は日本固有の領土だ!」
と、主張しているが、決して武力で取り返そうとすることはない。
双方が自国の領土だと主張している場合は、あくまで話し合いで決着を付ける!
こんなことは外交の基本中の基本ではあるまいか?
平成二十二年(2010)九月、中国の一漁民が突然有名になった。
尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に漁船をぶつけて逮捕され、後に「超法規的措置」で釈放された・其雄(せんきゆう)船長である。
釈放後、日本で「当たり屋」を行ったこの男は、中国に帰って「英雄」となった。
と、いうわけで今回は「尖閣味」である。
「ということは、古賀辰四郎の話だな」
いいや。古賀も出てくるが、主人公はアホウドリである。
[2010年9月末日執筆]
参考文献はコチラ
【ボクの家族や仲間たち】
【古賀辰四郎の仲間たち】
【うわさをする人】
【過激な日本人】
【過激な中国人】
【ジョン(中浜)万次郎】じょんまんじろう。土佐の猟師。漂流者。
【玉置半右衛門】たまきはんえもん。伊豆諸島鳥島開拓者。
【古賀辰四郎】こがたつしろう。尖閣諸島開拓者。