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　独裁者は異様である。
　長期政権はほころびるものである。
　独裁長期政権は、政治形態としてふさわしくないものである。

　が、必ずしも独裁国家が悪で民主国家が善とも限らない。
　それでも中東諸国は、民主化を望んでいるようである。
　やがて中東のどこかにも、どうでもいいことをばかり議論して肝心なことを議論せず、首相の顔だけクルクルめまぐるしく替わる、お気楽な民主国家が登場するかもしれない。

　かつては日本にも独裁者がいた。
　雄略天皇(「非行味」等参照)、武烈(ぶれつ)天皇、平群真鳥(へぐりのまとり)、蘇我馬子(「襲撃味」参照)、蘇我入鹿、天智天皇(「工作味」等参照)、天武天皇、持統天皇、藤原仲麻呂(「辞任味」等参照)、桓武天皇(「怨念味」等参照)、藤原道長(「満月味」等参照)、藤原頼通(「無礼味」参照)、白河法皇(「富豪味」参照)、鳥羽法皇(「泥酔味」参照)、平清盛(「高齢味」参照)、源頼家、後醍醐天皇(「窮地味」等参照)、足利義満(「戦争味」等参照)、足利義教(「クジ味」参照)、日野富子、細川政元(ほそかわまさもと)、豊臣秀吉(「花見味」等参照)、徳川家康(「惨敗味」等参照)、徳川家光(「富豪味」参照)、酒井忠清(さかいただきよ)、徳川吉宗(「食糧味」参照)、田沼意次、松平定信(「北方味」参照)、徳川家斉、水野忠邦(「改革味」参照)、井伊直弼、マッカーサー、吉田茂(「富豪味」参照)などなど何人も出てくるが、史上最も有名な独裁者は、やはり第六天魔王・織田信長(「銃器味」等参照)・であろう。
　というわけで今回は長島一向一揆大虐殺の発端となった「小木江(こきえ・おぎえ。古木江。愛知県愛西市)城の戦」をお届けしたい。

[2011年2月末日執筆]
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「長島一向一揆蜂起」登場人物