9.和銅八年(715) | ||||||||||||||
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一月十日
元日に皇太子(聖武天皇)が拝賀した時、景雲が現れたので大赦を行った。
六位以下の役人は一階級昇級させた。
一月十五日
三月二十五日
相模国足上(あしのかみ。足柄上)郡の住人・丈部智積(はせべのちしゃく)と君子尺麻呂(きみこのさかまろ)の孝行を表彰し、生涯無税した。
五月一日
丹波国と丹後国が飢饉になったので、無利息で稲を貸してあげた。
五月二十五日
摂津国と紀伊国と武蔵国と越前国と志摩国が飢饉になったので、無利息で稲を貸してあげた。
六月十三日
日照りが続いたため諸社に雨乞いをさせたところ雨が降った。
「天子の徳に天が感応したのだ」という声があったため、すべての役人に禄を授けた。
七月十日
紀浄人(きのきよひと)ら数人の学者に籾百斛を与えた。
八月十日
大宰府の役人の家族の課役を免除した。