★ 約束反故!南朝復活!伊勢国司が立ち上がる!
  〜 室町時代の巣籠り! 第一次北畠満雅の乱!!

ホーム>バックナンバー2020>令和二年4月号(通算222号)巣籠味 新型コロナウイルス(COVID19)パンデミック

コロナパンデミック
1.本気出す〜?
2.本気出そ〜?
3.本気出せ〜?
4.本気出る〜?

 

 とうに対岸の火事ではない。
 もはや日本でも誰が新型コロナウイルスに襲われてもおかしくない状況になった
(「猛威味」参照)
 ウイルスは見えないのである。
 においも気配もないのである。
 どこにいるかわからないのである。
 感染者がいる場所すら教えてくれないのである。
 重装備の医者でも感染するのである。
 無防備の常人に避けられるわけがない。

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伊勢国司

正当に怖がることはなかなか難しい」
 明治〜昭和時代の物理学者・寺田寅彦
(てらだとらひこ)の言葉がよく刺さる。
 新型コロナウイルス
(COVID19)が知れ渡ってから三か月、ようやく日本人は、「正当に」怖がり始めたようである(「時事チップス令和二年二月六日条」参照)

 令和二年三月(2020)、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症の世界的大流行(パンデミック)を宣言し、七月から始まるはずだった東京五輪は史上初の延期になった(「二刀味」参照)
 世界の感染者は百七十七か国で七十万人、死者は三万三千人を超え
(令和二年三月現在)アメリカの俳優トム・ハンクスや、イギリスのチャールズ皇太子やジョンソン首相らも感染してしまった。
 日本国内でも感染者は三千人に迫り、著名人
(藤波晋太郎・酒井高徳・宮藤官九郎・梨田昌孝)の感染者も続き、亡くなる方(志村けん)まで出てきた。
「命を守る行動をとってください」
「不要不急の外出は控えてください」
「仕事はテレワークでしてください」
「三つの密
(密集+密閉+密接)は避けてください(「三密味」参照)
「買いだめはしないでください」
「お花見はお控えください」
「カラオケやライブハウス、バーやナイトクラブなどには行かないようにしてください」
 外では桜が満開である。
 何という寂しい春であろうか?

  啓蟄や虫が出てきて人こもる

 (「時事チップス令和二年三月五日条」より)   

 というわけで今月は「巣籠味」です。
 歴史上、有名な巣籠りといえば、籠城です。
 今回は、室町時代の籠城戦「第一次北畠満雅の乱
(北畠氏の乱)」の逸話を紹介します。
 コロナとの籠城戦でも、何か名案を思い浮かぶ人が出てくるといいですね。

[2020年3月末日執筆]
ゆかりの地の地図
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参考文献はコチラ

「第一次北畠満雅の乱」登場人物

【北畠満雅】きばたけみつまさ。伊勢国司。後南朝軍の主将。

【北畠顕雅】
きたばたけあきまさ。満雅の弟。

【後亀山法皇】ごかめやまほうおう。法皇。伝99代天皇。後南朝の首領。

【泰成親王】やすなりしんのう。皇太子(皇太弟)。後亀山法皇の弟。
【阿野実為】あのさねため。後南朝の廷臣。後亀山法皇の側近。

【姉小路尹綱】
あねがこうじただつな。飛騨国司。後南朝軍。

【木造(北畠)俊康】
きづくり・こづくり(きたばたけ)としやす。後南朝→幕府軍。

【足利義嗣】あしかがよしつぐ。義持の弟。元天皇候補。
【足利持氏】あしかがもちうじ。鎌倉公方。関東の王者。

【馬飼い】
【旧南朝の武将たち】
【北畠軍の人々】
【幕府軍の人々】

【京極高数】きょうごくたかかず。飛騨等守護。幕府軍。

【一色義範(義貫)】
いっしきよしのり(よしつら)。室町幕府侍所頭人。

【赤松満祐】
あかまつみつすけ。室町幕府元侍所頭人。

【土岐持益】
ときもちます。美濃守護。幕府軍の大将。

【足利義持】
あしかがよしもち。室町幕府4代将軍。幕府の領袖。

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