★ 鬼畜!残酷!ああ無情!最初の相撲はこんなだった!
  〜 日本最初の天覧相撲・当麻蹶速vs野見宿祢!!

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大相撲場外場所
1.生きるために勝つ
2.生きるために負ける
3.生きるために殺す
4.生かすために代用す

 嗚呼(ああ)
 ドルゴルスレン・ダグワドルジはどうしてしまったのであろうか?
 ほかならぬ第六十八代横綱・朝青竜明徳
(あさしょうりゅうあきのり。番付表記は「朝青龍」)のことである。

 相撲は日本の国技である。
 が、それは名ばかりで、相撲がスポーツ紙の一面を飾ることはめったにない。
 唯一登場するのが「場外場所」ではあるまいか?「本業」でなく、場外で「不祥事」でも起こらなければ、採り上げてもらえないのである。

 嗚呼。
 なんて悲しいスポーツであろうか?
 スポーツ?
 そうであった。
 他のスポーツには失礼であるが、相撲というものは元来、そんな甘ったるいものではなかった。
 他の武道と同様、生死を賭
(か)けた真剣勝負だったはずである。

 朝青竜は原点に戻るべきであろう。
 今回は相撲というものがどのようにして誕生したか、その原点を振り返ってみたいと思う。

[2007年8月末日執筆]
参考文献はコチラ

「当麻蹶速vs野見宿祢」登場人物

【当麻蹶速(蹴速)】たいまのけはや。日本最初の力士。大倭当麻の人。

【野見宿祢】のみのすくね。相撲の祖神。出雲の人。土師氏祖。

【当麻蹶速の妻子】
【野見宿祢の妻子】

【殉死者たち】

【鳥獣たち】
【天神族の人】
【長尾市の兵たち】

【市磯長尾市】いちしのながおち。垂仁天皇側近。倭氏祖。

【垂仁天皇】すいにんてんのう。伝十一代大王。天神族の親玉。


●横綱一覧
力士名
(よみかた)
出身  在位期間 身長
体重
優勝
回数
幕内
勝率
備考
明石志賀之助
(あかししがのすけ)
栃木 江戸時代初期 250cm?
160kg?
「日下開山」の免許
綾川五郎次
(あやがわごろうじ)
栃木 江戸時代 188cm?
105kg?
伝説上の横綱
丸川権太左衛門
(まるかわごんたざえもん)
宮城 江戸時代中期 200cm?
150kg?
現役中没
谷風梶之助
(たにかぜかじのすけ)
宮城 1789-1794 189cm
169kg
20 0.949 吉田司家初代横綱
4年間無敗63連勝
小野川喜三郎
(おのがわきさぶろう)
滋賀 1789-1797 176cm
116kg
8 0.917 谷風の好敵手
阿武松緑之助
(おうのまつみどりのすけ)
石川 1828-1835  173cm
135kg
5 0.819 31年ぶりの横綱
稲妻雷五郎
(いなづまらいごろう)
茨城 1830-1839 188cm
142kg
9 0.909 著『相撲訓』
不知火諾右衛門
(しらぬいだくえもん)
熊本 1840-1844 176cm
135kg
1 0.762 43歳まで現役
秀ノ山雷五郎
(ひでのやまらいごろう)
宮城 1845-1850 164cm
135kg
7 0.842 歴代最低身長横綱
10 雲竜久吉
(うんりゅうひさきち)
福岡 1861-1865 179cm
135kg
8 0.799 「雲竜型」を創始
11 不知火光右衛門
(しらぬいこうえもん)
熊本 1863-1869 176cm
124kg
3 0.773 「不知火型」を創始
12 陣幕久五郎
(じんまくきゅうごろう)
島根 1867 174cm
139kg
5 0.946 維新の混乱で引退
13 鬼面山谷五郎
(きめんざんたにごろう)
岐阜 1869-1870 186cm
146kg
7 0.856 43歳で横綱昇進
14 境川浪右衛門
(さかいがわなみえもん)
千葉 1877-1881 169cm
128kg
5 0.837 明治の谷風
15 梅ヶ谷藤太郎T
(うめがたにとうたろう)
福岡 1884-1885 176cm
124kg
9 0.951 幕内最高勝率横綱
両国国技館建設
16 西ノ海嘉治郎T
(にしのうみかじろう)
鹿児島 1890-1896 176cm
128kg
2 0.774 番付初の横綱明記
17 小錦八十吉
(こにしきやそきち)
千葉 1896-1901 168cm
128kg
7 0.832 相撲が速い
18 大砲万右衛門
(おおづつまんえもん)
宮城 1901-1908 197cm
131kg
2 0.772 戦前最高身長横綱
19 常陸山谷右衛門
(ひたちやまたにえもん)
茨城 1904-1914 174cm
147kg
8 0.909 角聖
著『相撲大鑑』
20 梅ヶ谷藤太郎U
(うめがたにとうたろう)
富山 1904-1915 168cm
158kg
4 0.863 常陸山の好敵手
21 若島権四郎
(わかしまごんしろう)
千葉 1905-1907 178cm
116kg
5 0.725 大阪相撲第一人者
22 太刀山峰右衛門
(たちやまみねえもん)
富山 1911-1918 188cm
150kg
11 0.878 得意技は鉄砲
23 大木戸森右衛門
(おおきどもりえもん)
兵庫 1913-1914 177cm
120kg
0 0.877 大阪に大木戸あり
24 鳳谷五郎
(おおとりたにごろう)
千葉 1915-1920 174cm
112kg
2 0.688 土俵入りが得意
25 西ノ海嘉治郎U
(にしのうみかじろう)
鹿児島 1916-1918 185cm
135kg
1 0.736 品格最高
26 大錦卯一郎
(おおにしきういちろう)
大阪 1917-1923 175cm
143kg
5 0.881 近代相撲を創始
三河島事件で引退
27 栃木山守也
(とちぎやまもりや)
栃木 1918-1925 172cm
103kg
9 0.878 はず押しの名人
歴代最軽量横綱。
28 大錦大五郎
(おおにしきだいごろう)
愛知 1918-1922 176cm
113kg
0 0.766 品位最高
29 宮城山福松
(みやぎやまふくまつ)
岩手 1922-1931 173cm
113kg
2 0.734 大阪相撲最後の横綱
30 西ノ海嘉治郎V
(にしのうみかじろう)
鹿児島 1923-1928 185cm
124kg
1 0.691 双差しが得意
31 常ノ花寛市
(つねのはなかんいち)
岡山 1924-1930 177cm
117kg
10 0.792 上手やぐら投げが得意
32 玉錦三右衛門
(たまにしきさんえもん)
高知 1932-1938 173cm
135kg
9 0.770 突っ張りが得意
動く錦絵
33 武蔵山武
(むさしやまたけし)
神奈川 1936-1939 186cm
120kg
1 0.716 角界のハムレット
34 男女ノ川登三
(みなのがわとうぞう)
茨城 1936-1942 193cm
155kg
2 0.645 引退後は数々の職業
35 双葉山定次
(ふたばやまさだじ)
大分 1938-1945 178cm
135kg
12 0.802 谷風を越す69連勝
全勝優勝8回
36 羽黒山政司
(はぐろやままさじ)
新潟 1942-1953 184cm
126kg
7 0.773 横綱在位31場所
37 安芸ノ海節男
(あきのうみせつお)
広島 1942-1946 177cm
134kg
1 0.706 双葉山70連勝を阻止
38 照国万蔵
(てるくにまんぞう)
秋田 1942-1953 174cm
161kg
2 0.749 色白の肌は「羽二重餅」
取り口は「桜色の音楽」
39 前田山英五郎
(まえだやまえいごろう)
愛媛 1947-1949 181cm
120kg
1 0.665 突っ張り闘大将
休場中野球観戦で引退
40 東富士謹一
(あずまふじきんいち)
東京 1948-1954 180cm
180kg
6 0.715 江戸っ子横綱第1号
怒濤の寄り
41 千代の山雅信
(ちよのやままさのぶ)
北海 1951-1959 192cm
131kg
6 0.711 横綱在位32場所
九重部屋を創始
42 鏡里喜代治
(かがみさときよじ)
青森 1953-1958 176cm
165kg
4 0.688 大型時代の一人
43 吉葉山潤之輔
(よしばやまじゅんのすけ)
北海 1954-1958 179cm
161kg
1 0.668 角界のイケメン
44 栃錦清隆
(とちにしききよたか)
東京 1955-1960 178cm
140kg
10 0.717 若乃花と「栃若時代」
新両国国技館を建設
45 若乃花幹士T
(わかのはなかんじ)
青森 1958-1962 179cm
105kg
10 0.699 土俵の鬼
異能力士
46 朝潮太郎
(あさしおたろう)
鹿児島 1959-1962 189cm
145kg
5 0.635 二人の朝潮
大阪太郎
47 柏戸 剛
(かしわどつよし)
山形 1961-1969 188cm
146kg
5 0.713 大鵬と「柏鵬時代」
48 大鵬幸喜
(たいほうこうき)
露国 1961-1971 187cm
153kg
32 0.838 父はロシアの亡命貴族
巨人・大鵬・卵焼き
49 栃ノ海晃嘉
(とちのうみてるよし)
青森 1964-1966 177cm
107kg
3 0.639 軽量で非力
50 佐田の山晋松
(さだのやましんまつ)
長崎 1965-1968 182cm
129kg
6 0.726 平幕優勝で台頭
51 玉の海正洋
(たまのうみまさひろ)
愛知 1970-1971 177cm
134kg
6 0.680 横綱勝率は史上2位
(1位は双葉山)
52 北の富士勝昭
(きたのふじかつあき)
北海 1970-1974 181cm
135kg
10 0.668 現代っ子横綱
プレイボーイ横綱
53 琴桜傑将
(ことざくらまさかつ)
鳥取 1973-1974 182cm
155kg
5 0.616 猛牛
姥桜
54 輪島大士
(わじまひろし)
石川 1973-1981 184cm
126kg
14 0.744 史上初の本名横綱
黄金の左
55 北の湖敏満
(きたのうみとしみつ)
北海 1974-1985 182cm
170kg
24 0.766 輪島と「輪湖時代」
江川・ピーマン・北の湖
56 若乃花幹士U
(わかのはなかんじ)
青森 1978-1983 186cm
123kg
4 0.686 甘いマスクで人気
57 三重ノ海剛司
(みえのうみつよし)
三重 1979-1980 180cm
132kg
3 0.536 幕内勝率最低横綱
58 千代の富士貢
(ちよのふじみつぐ)
北海 1981-1991 183cm
127kg
31 0.705 ウルフ
史上最多勝星横綱
59 隆の里俊英
(たかのさととしひで)
青森 1983-1986 183cm
159kg
4 0.597 おしん横綱
ポパイ
60 双羽黒光司
(ふたはぐろこうじ)
三重 1986-1987 200cm
150kg
0 0.694 北尾光司
暴れて廃業
61 北勝海信芳
(ほくとうみのぶよし)
北海 1987-1992 181cm
151kg
8 0.693 保志信芳
62 大乃国康
(おおのくにやすし)
北海 1987-1991 189cm
211kg
2 0.651 甘党
63 旭富士正也
(あさひふじせいや)
青森 1990-1992 189cm
143kg
4 0.637 津軽なまこ
64 曙 太郎
(あけぼのたろう)
米国 1992-2001 203cm
215kg
11 0.741 史上初の外国人横綱
史上最高身長横綱
65 貴乃花光司
(たかのはなこうじ)
東京 1995-2003 185cm
154kg
22 0.764 最年少幕内優勝等
若乃花の弟
66 若乃花勝
(わかのはなまさる)
東京 1998-2000 180cm
134kg
5 0.661 大関・貴ノ花の子
貴乃花の兄
67 武蔵丸光洋
(むさしまるこうよう)
米国 1999-2003 192cm
237kg
12 0.726 史上最重量横綱
西郷さん
68 朝青竜明徳
(あさしょうりゅうあきのり)
蒙古 2002-2010 184cm
154kg
25 0.796 七場所連続優勝
2005年年間完全優勝
69 白鵬 翔
(はくほうしょう)
蒙古 2007- 192cm
154kg
44 0.848 父は五輪銀メダリスト
70 日馬富士公平
(はるまふじこうへい)
蒙古 2012-2017 185cm
137kg
9 0.656 傷害事件で引退
71 鶴竜力三郎
(かくりゅうりきさぶろう)
蒙古 2014- 186cm
152kg
6 0.618 自転車通勤
72 稀勢の里寛
(きせのさとゆたか)
茨城 2017-2019 188cm
177kg
2 0.735 10連敗は横綱最多
※ 異字・旧字は正字・新字に変換。
※ 出身地は現在の国名です(大鵬は当時は日本領樺太の出身)。
※ 現役の朝青竜・白鵬の成績は2020年12月現在のもの。

 

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