★ 生命第一?商売犠牲!ホントにこれでいいんかい?
 〜 元禄の豪商・紀伊国屋文左衛門のミカン伝説!!

ホーム>バックナンバー2020>令和二年5月号(通算223号)商売味 ますます怖い新型コロナウイルス

怖いコロナ
1.竿 竹
2.仲 間
3.恐 喝
4.船 出
5.成 金

 新型コロナウイルス(COVID19)は恐ろしい。
 四号続けて話題にしているが、恐怖は増すばかりである
(「猛威味」「呪い味」「巣籠味」参照)
 コロナが侵すのは、肺だけではないようである。
 血栓が回って脳や心臓などを傷つけることもあるという。

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紀伊国屋文左衛門
新型コロナウイルス
COVID

 なるほど、みんな頭がおかしくなっているような気がしないでもない。
 最も顕著なのは官であろう。
 資本主義のはずなのに、商売をさせない。
 自由主義のはずなのに、外出もさせない。
 民主主義のはずなのに、専門家という少数意見に従わせる。
 民の仕事を奪っておきながら、補償は渋りまくる。
 引きこもりを何とかしようとしていたのに、国民全員を引きこもりにしようとしている。
 ネット依存症者を減らすはずだったのに、何でもオンライン対処を推奨している。
 絆
(きずな)が大切だと触れていたのに、人と人とを近づかせないようにしている。
 ボランティアにはカネを出さないのに、大企業には支援しまくっている。
 今が助かるか助からないかの瀬戸際なのに、先も見えていない終息後の対策を考えている。

 官の変節に、民はどうしていいかわからなくなっている。
 外の娯楽はなくなり、内のテレビすらコロナに占拠されている。
 お茶の間を喜ばせるはずの芸能人は、各々のお茶の間にいる。
 応援される立場のスポーツ選手まで、応援側に回っている。
 働き者は非難され、怠け者がもてはやされている。
 だからといって、みんなががんばっていないわけではない。
 医療関係者などは出征兵士のようである。
 官民挙げて応援するさまは、戦中を髣髴
(ほうふつ)とさせる。
 まるで戦時体制なのに、左翼からは非難の声は聞こえてこない。
 社会主義政策をしまくっているのに、右翼からも非難の声は聞こえてこない。
 つくづくとコロナは怖いものだと思う。

 はい、というわけで今回は江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん。「豪遊味」「消費味」参照)の「ミカン伝説」をお届けします。
 有名な話てすが、史実かどうかは定かではありません。
 今、この状況下でこの逸話を紹介する意図は、お分かりかと存じます。
 それでは、みなさま。来月もまだ生きていましたら、別のお話をいたしましょう。

[2020年4月末日執筆
ゆかりの地の地図]
参考文献はコチラ

「紀伊国屋文左衛門のミカン伝説」登場人物

【俺(紀伊国屋文左衛門)】紀州のぼん。

【俺の父】紀州の廻船問屋。

【新妻十九歳】俺の嫁。高松河内の娘。

【ごろつき】俺の仲間。

【ごろつきの嫁】米俵ごろごろ女。

【ちんぴら】俺の仲間。
【ならず者】俺の仲間。
【無頼漢】俺の仲間。

【竿竹屋】
【江戸の町人たち】
【大坂人】
【商魂たくましい大坂の商人たち】


【高松河内】
たかまつかわち。俺の嫁の父。玉津島神社の神官。

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