1.おせち料理

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和食が世界遺産
1.おせち料理
2.鮑(あわび)
3.昆布(こんぶ)
4.栗(くり)
5.鯛(たい)
6.黒豆(くろまめ)
7.鰊(にしん)
8.慈姑(くわい)
9.その他いろいろ
七節日
元日・白馬(あおうま)・踏歌・上巳・端午・七夕・豊明
五節句
人日(1/7)・上巳(3/3)・端午(5/5)・七夕(7/7)・重陽(9/9)

 おせちは「御節」と書く。
「節」とは季節の変わり目である。
 律令で「七節日
(しちせちにち・しちせつじつ。後に五節句)」が定められ、奈良時代以降、宮廷では節日奈良時代が群臣を集め、節会(せちえ)という宴会を開くようになった。
 この宴で出された料理が「御節」だという。

 江戸時代、この風習が民間にも広まった。
 ところが民は、官と違ってビンボーだし、堅苦しいことも好まない。
「えーい!年に何回も御節を作るのは面倒くせー!」
 と、いうわけで、毎年一回正月だけに作るようになったという。
 また、
「えーい!たくさん器を用意するのも面倒くせー!」
 と、いうわけで、三方
(さんぽう)に盛る方式から「重箱詰め」になったという。
 さらに、
「えーい!他人に食わせるくらいなら、自分で食べるー!」
 と、いうわけで、「おもてなし」から「うちごはん」に変化したという。

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