5.あ・うん | ||||||||||||||
ホーム>バックナンバー2023>令和五年2月号(通算256号)残酷味 八十神の逆恨み5.あ・うん
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根の国の女王はイザナミだが、スサノオも母を慕って住み着いていた(「鬼滅味」参照)。
この頃にはスサノオが後を継いで王になっていたものと思われる。
「こんにちは〜」
どんどん!
「かくまわれにきました〜」
オオクニヌシはスサノオ邸の門をたたいた。
「どなた?」
スサノオの娘のスセリビメが出てきた。
「おっ……」
「あ……」
二人は目を合わせると、一瞬にして恋に落ちた。
(やべー! このかわいさはやばすぎる!!)
(なにこれ!これって現実の男なの!? チョーカッケー!!)
「す、好きです!」
「あたしも!」
「結婚してください!」
「喜んで!」
「行くぞ!」
「もう?」
「ダメ?」
「ううん、きて〜」
むくむくっ、どっかーん!
「元気になったー!!」
「いやん、すごすぎ〜」
二人はその場でやっちまった。