★ 鰥寡孤独!朝雲暮雨!?万葉女傑の男遍歴!
  〜 プレイボーイ家持の叔母!大伴坂上郎女!!

ホーム>バックナンバー2021>令和三年3月号(通算233号)女傑味 飲み会を絶対断らない女・山田真貴子

飲み会を絶対断らない女
1.YOASOBI
2.ヨルシカ
3.ずっと真夜中でいいのに。

「三月三日は女の子の日だよ。女の子の言うことを聞く日だよ」
「でも、五月五日の男の子の日には、男の子の言うことを聞かなかったよね?」
「違います〜、五月五日は『こどもの日』なんです〜、男の子だけの日じゃないんです〜」

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 ふと、遠き小学校時代の掃除当番をめぐる言い争いを思い出した。
 三月三日の上巳
(じょうし)の節句はひな祭り、女の子の祭典である。
 一方、五月五日の端午の節句は江戸時代以降に男の子の祭典になったが、「男の子の日」ではなく、「こどもの日」である。
 祭典を女性陣に占領された形になっているが、この件について男性陣が、
「男女差別だ!」
 などと騒いでいるのを聞いたことがない。

 ひな祭りも近いせいか、女性の話題が目立っている。
 大坂なおみ選手の活躍
(「大坂味」参照)、池江璃花子(いけえりかこ)選手の復活(「祈り味」参照)、橋本聖子(はしもとせいこ)東京五輪組織委員会新会長の就任もあるが、思わず笑っちまったのは山田真貴子(やまだまきこ)内閣広報官らへの過剰接待である。
 山田は、
「飲み会を絶対断らない女」
 を、自負し、総務審議官時代に東北新社に勤める菅義偉首相の長男
(菅正剛)らから、一回の会食で七万円超の接待を受けていたという。
会食は牛肉のステーキや海鮮料理だったと記憶しています」
 すごい話である。
 牛肉や海鮮だけで七万円超えできるのであれば、大食い大会で優勝できるであろう。

 はい、というわけで今回は奈良時代の女傑です。
改元味」に登場した万葉歌人・大伴坂上郎女
(おおとものさかのうえのいらつめ)の男遍歴を紹介します。
 そうです。
 あの、「亀をつかむ女」です。
 それでは、どぞ!

[2021年2月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「大伴坂上郎女」登場人物

【大伴坂上郎女】おおとものさかのうえのいらつめ。あたし。

【大伴坂上大嬢】おおとものさかのうえのおおいらつめ。あたしの娘。家持の妻。

【大伴宿奈麻呂】
おおとものすくなまろ。あたしの異母兄→夫。

【大伴旅人】
おおとものたびと。あたしの兄。家持らの父。大納言・大宰帥。

【理 願】
りがん。あたしのばあや。新羅出身の尼。

【うわさをする人々】

【穂積親王】
ほづみしんのう。白馬のおじさま。あたしの最初の夫。知太政官事。

【藤原麻呂】
ふじわらのまろ。黒馬の貴公子。あたしの恋人。

【大伴家持】おおとものやかもち。あたしの甥。究極の美男子。あたし史上最高の男。

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