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  〜 萌えよペン!近代美術教育家・山本鼎の提案!?

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パリは燃えているか
★ パリは萌えているか

 平成二十七年(2015)十一月、テロが「花の都」を襲った。
 パリ市民の気持ちは散ることなく、テロを企てた「イスラム国
(IS)」に報復を誓った。
 仏当局は、すなわち行動に出た。
「ISを殲滅
(せんめつ)する!」
 シリア沖に展開していた原子力空母「シャルル・ド・ゴール」から「イスラム国」の「首都」ラッカなどを空爆し、シリアのアサド政権の扱いで対立していたロシアとも提携した。
大有志連合だ!」
 オランド仏大統領は呼びかけたが、トルコ・サウジアラビア・イスラエル・ウクライナなど、おもしろくない国々もあるであろう。
 第一、有志連合の総帥
(そうすい)であるアメリカがロシアを信用していない。

 パリ同時多発テロの報道は、日本でも連日大きく取り上げられた。
 そのため、こんな意見もあった。
「中東では毎日のようにテロが起こっているのに、なぜ日本はパリテロだけ特別大きく取り上げたのか?」
 答えは簡単であろう。
 日本人にとっては、中東よりもフランスのほうが馴染みがあるからである。
「花の都」であるパリは、「芸術の都」でもある。
 西洋文化の総本山ともいえるこの地に、近代以降、日本からあまたの芸術家が渡っていった。
 その結果、二十世紀初めには、
「常時数百人の日本人芸術家がパリに在住」
 というアリサマにまでなったのである。

 という訳で今回は明治〜昭和時代の洋画家で版画家で美術教育家であった山本鼎(やまもとかなえ)のパリでの逸話を紹介したい。
 この人も酒好きだったそうですが、酒の逸話ではございません。
 そうです。女の話です。
 でも、コンナモンを御本人が読んだら、筆でも投げつけてくるでしょうね。

[2015年11月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「山本鼎の提案」登場人物

【山本 鼎】やまもとかなえ。洋画家・版画家・美術教育家。

【マドモアゼル】
裸婦。

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