ホーム>バックナンバー2003>2.万年糊(まんねんのり)
またあるとき、源内は画期的な糊を発明した。 それまで使い捨てだった糊を包み、端に小さな穴をあけることによって、何度でも押し出して使えるように工夫したのである。 客人が喜んで尋ねた。 「いいなこれ。ところで、どんな名前?」 源内は教えた。そのまんまの命名だった。 「オストデール」