70.震災味 基礎用語集

稲置(いなぎ)
 大和政権の地方官。国造より格下で、租税の徴収・管理を行った。天武天皇の八色の姓の第八位にもこれがある。

大王(おおきみ)
 大和政権の首長。皇族の代表。天武(てんむ)天皇の頃から天皇と呼ばれるようになった。

盟神探湯(くかたち・くがたち)=探湯=誓湯
 古代の真偽判別方法の一つ。熱湯の中に手を入れさせ、火傷しない者が正しく、火傷した者が偽っていると判断した。
震災味

国造(くにのみやつこ)
 大和政権の地方官。世襲制で大和政権に服従した地方首長が現在の市や郡域程度の地域を支配した。大化の改新以後も存続したものもあり、祭祀(さいし)をつかさどった。

皇后(こうごう)←大后(たいごう)
 天皇の正妻。天武天皇の頃(皇后は後の持統天皇)の頃に称号が定着。一条天皇から二后並立制(皇后・中宮)がとられた。

皇太子(こうたいし)=東宮(とうぐう)=春宮(とうぐう)←太子
 皇位を継ぐ予定の唯一の皇子(または王子・皇女・王女)。次期天皇。七世紀頃に成立?

氏姓制度(しせいせいど)
 大和政権の支配制度。同族集団である「氏(うじ。大伴氏・物部氏・蘇我氏など)」と身分を表す「姓(かばね。臣・連・君など)」で構成された。

新羅(しらぎ・しんら)
 (前57?-935) 古代朝鮮三国の一つ。四世紀前半に辰韓(しんかん)十二国を統一、唐と連合して西の百済(くだら)と北の高句麗(こうくり)を滅ぼし、684朝鮮半島を統一するが、935高麗(こうらい)によって滅亡した。

日本(にほん・にっぽん・やまと)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。

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