★ 効果覿面!欣喜雀躍!平安のキングオブおもちゃ! 〜 三蹟の書家・藤原行成、後一条天皇を喜ばす!! |
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新年明けましてお目出とうございます。ですが、私は出とうはございません。
出る杭(くい)は打たれる近年の風潮には嫌気がさしております。
いえ、これは風潮ではなく、風習でしょう。
今に限ったことではなく、昔からあることなのです。
この国では、一部の時代を除いて下克上を許してこなかったのです。
今年は未(ひつじ)年です。
今のところ不戦国家の日本人にぴったりの干支(えと)です。
戦争も出てはいけません。
出ればたたかれるだけです。
日本は経験済みです。
ヒツジが一番いいんです。
でも、周辺諸国がそうはさせてくれません。
刺激する国とけしかける国に日本は取り囲まれているのです。
おかげでだんだんオオカミに戻ってきました。
今のところはまだ大丈夫です。
日本経済が崩壊しない限り、こちらから暴発する理由はないでしょう。
というわけで今回は「正月味」と称し、書道の天才・藤原行成の逸話を、平安時代の歴史物語『大鏡』から紹介します。
逸話の内容も、正月によく行われる遊びの起源です。
それでは、どぞっ!
[2014年12月末日執筆]
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参考文献はコチラ
【藤原行成】ふじわらのゆきなり・こうぜい。権中納言(後に権大納言)。書家。
【源 俊賢】みなもとのとしかた。権大納言。行成の親友。高明の子。
【藤原道長】ふじわらのみちなが。太政大臣。後一条天皇の外祖父。
【藤原彰子】ふじわらのしょうし。皇太后。後一条天皇の生母。道長の娘。
【紫式部】むらさきしきぶ。彰子に仕えた女房。
【その他臣下の人々】
【後一条天皇】ごいちじょうてんのう。伝68代天皇。お子様。