216.電気味 基礎用語集

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江戸(えど)
 現在の東京都都心。江戸時代の政治の中心地(首都)。1457太田道灌(おおたどうかん)が江戸城を築いて栄え、1590徳川家康(とくがわいえやす)が入城により発展、江戸時代中期に人口百万人を超え、1868明治天皇が行幸して東京と改められ、日本の首都になった。

江戸時代(えどじだい)=徳川(とくがわ)時代
 (1600or1603-1867) 江戸幕府が支配していた時代。1600関ヶ原の戦(せきがはらのたたかい)で徳川家康(とくがわいえやす)が政権を握ったこと、または1603家康が江戸幕府を開いたことに始まり、徳川氏が代々将軍に就任した。1867十五代将軍・徳川慶喜(よしのぶ)が大政奉還して終わった。

エレキテル=摩擦起電機(まさつきでんき)
 電気のこと。日本では特に摩擦起電機のこと。オランダ語のelektriciteitに由来。1776に平賀源内が初めて製作した。佐久間象山(さくましょうざん)が製作した電気治療器も同類。

大坂(おおさか・おおざか)→大阪
 現在の大阪府大阪市。府庁所在地。戦国時代に石山本願寺(いしやまほんがんじ)を中心に栄え、1583豊臣秀吉が大坂城を築いて発展、江戸時代には日本経済の中心として「天下の台所」と呼ばれ、明治維新後に大阪と改めた。

義太夫節(ぎだゆうぶし)
 江戸時代に大坂で生まれた語り物。浄瑠璃の代表的流派の一つ。1684竹本義太夫が創始。

日本(にほん・にっぽん・やまと)≧日本国(にっぽんこく・にほんこく)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。1869から事実上の首都は東京。

平賀源内(ひらがげんない)
 (1728-1779) 学者・作家。1756江戸へ出て田村藍水(たむららんすい)に本草(ほんぞう)学を学び、1757江戸湯島で日本初の薬品会(物産会)を開催、『物類品隲(ぶつるいひんしつ)』を刊行し、火浣布(かかんぷ)・テルモメートル(寒暖計)・エレキテル(摩擦起電機)を製作、鉱山開発・陶器輸出・毛織物製造などを試みるが失敗し、戯作者として『根南志具佐(ねなしぐさ)』『風流志道軒』『神霊矢口渡』『放屁論』などを著し、秋田へ下って洋画の技法を小田野直武(おだのなおたけ)に伝授、1779謝って人を殺して逮捕され、病死した。
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