★ 兵糧攻め!飢餓地獄!戦闘よりも残酷な戦争!?
  〜 豊臣秀吉による鳥取城攻略戦「鳥取の渇殺し」!!

ホーム>バックナンバー2021>令和三年9月号(通算239号)放置味 アフガン&コロナ放置

アフガン&コロナ放置
1.第一次鳥取城攻め
2.第二次鳥取城攻め
3.真の勝者

 令和三年(2021)八月、米軍がアフガンからの撤退を決定した(九月に撤退を完了)
 平成十三年(2001)のアメリカ中枢同時多発テロ
(「仇討味」参照)を機に始まったアフガン戦争の終結である。
わーい!ヤンキーがいなくなるぜー!」
 アメリカが帰ると分かると、すぐにタリバンが舞い戻り、瞬く間にほぼアフガン全土を掌握
(しょうあく)してしまった。
「私達はどうなるの〜?」
 アメリカのおかげで開放的になっていた女性たちは困った。
「ブルカ着るしかないやろ」
「家にいるしかないやろ」
「イスラム法は守るんやで」
 いわゆる、「元の木阿弥」というやつである。

 一方、日本ではコロナ患者が放置され始めた。
 感染者が激増したため、自宅療養者が急増したのである。
 八月二十五日、菅義偉政権は緊急事態宣言を二十七日から二十一都道府県に拡大することにしたが、効果の程は定かではない。

 はい、というわけで今月号は放置味です。
 戦争でいう最悪の「放置プレイ」といえば兵糧攻めですので、今年で四百四十周年になる羽柴秀吉による鳥取城攻略戦「鳥取の渇殺し
(鳥取の渇泣かし)」を紹介します。
 あらかじめお断りしておきますが、かつてないほど残酷な物語です。
 これこそ戦争悪の極みですが、耐えられそうにない方は、いつでも離脱してください。

[2021年8月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「鳥取の渇殺し」登場人物

【山名豊国(禅高)】やまなとよくに(ぜんこう)。因幡守護。因幡鳥取城主。毛利輝元の麾下。

【吉川経家】
きっかわつねいえ。石見福光城主→因幡鳥取城将。毛利輝元の麾下。吉川元春の一族。

【森下道誉】
もりしたどうよ。豊国の家臣。

【中村春続】
なかむらはるずみ。豊国の家臣。

【静間源兵衛】
しずまげんべえ。経家の家臣。

【吉川元春】
きっかわもとはる。安芸火ノ山城主。毛利輝元の叔父。

【山名豊国の娘】

【森下道誉の子】
【中村春続の子】

【黒田官兵衛の家来】
【命じられた武士】
【柵を乗り越えようとした城方の雑兵】
【元気が出た仲間】
【その他城方の雑兵】
【織田方の雑兵】


【堀尾吉晴】
ほりおよしはる。秀吉の家臣。

【羽柴(豊臣)秀吉】
はしば(とよとみ)ひでよし。近江長浜城主。織田信長の麾下。

【黒田官兵衛(孝高・如水)】
くろだかんべえ(よしたか・じょすい)。播磨姫路城主。秀吉の軍師。

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