ホーム>バックナンバー2016>英国ＥＵ離脱騒動

　人は生きるものである。
　幸せも求めるものである。
　それでも、卑怯なことはしたくないものである。

　ぶつかった場合はどうするのか？
　卑怯なことをしなければ、幸せになれない場合はどうするのか？
　卑怯なことをしなければ、生きられない場合はどうするのか？
　個人的には、前者はナシであるが、後者はアリであろう。

　では、英国によるEU離脱騒動はどちらであろうか？
　現状では、余裕のある人が多いであろう。
　しかし将来、余裕のない人が増えるに違いない。

　はい、というわけで今回は、イスラム教過激派武装組織「イスラム国(IS)」の誕生に合わせて書き始めた新田義貞による鎌倉攻略戦「進撃味」「交戦味」「操縦味」の続編をお届けします。
「ついに二年越しに鎌倉幕府は滅亡しますか」
　いえいえ。そうじゃありません。「イスラム国」に合わせて書き始めたんですから、最終回の「滅亡味」は、連中の滅亡に合わせて書くつもりです。
　今回の主人公は鎌倉幕府軍の最終兵器・島津四郎(しまづしろう。島津時久。後の新納時久)。
　稲村ヶ崎(いなむらがさき。神奈川県鎌倉市)を渡って怒濤(どとう)のごとく鎌倉市街になだれ込んできた新田軍を前に、「一人当千」と呼ばれた猛将がどう立ちはだかったか？　乞う御期待！

[2016年6月末日執筆]
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参考文献はコチラ

「島津四郎時久」登場人物

【島津時久(四郎)】しまづときひさ(しろう)。高時の家来。幕府軍の最終兵器。

【北条高時】ほうじょうたかとき。得宗。時久の主君。鎌倉幕府の首領。

【長崎高綱(円喜)】ながさきたかつな(えんき)。前内管領。高資の父。
【長崎高資】ながさきたかすけ。内管領。高綱の子。

【闘犬たち】
【新田軍の兵たち】

【新田義貞】にったよしさだ。討幕軍の大将。