254.油断味 基礎用語集

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守護(しゅご)
 鎌倉・室町時代に国ごとに置かれた軍事・行政長官。古代の国司(こくし)、近世の大名(だいみょう)、現代の知事のようなもの。1185源頼朝(みなもとのよりとも)が初めて全国的に設置。戦国時代の下克上(げこくじょう)により衰退するが、なかには戦国大名として生き残るものもあった。

守護代(しゅごだい)
 鎌倉・室町時代に国ごとに置かれた守護の代官。在国しない守護に代わって行政を担当した。戦国時代には越後の長尾氏、越前の朝倉氏、尾張の織田氏、美濃の斎藤氏、出雲の尼子氏など、守護に取って代わって戦国大名に成長するものもあった。

陶晴賢(すえはるかた)←陶隆房(すえたかふさ)
 (1521-1555) 武将。周防守護代。大内義隆の重臣。1551義隆を討つが、1555厳島の戦で毛利元就に敗死した。
油断味

スペイン(Spain)=イスパニア(Hispania)
 ヨーロッパにある国。イスラム教徒の支配の後、15世紀末にイベリア半島に統一王朝を樹立、16世紀にアメリカ大陸などに植民地を広げ、1584肥前平戸に来航して貿易を行うが、1588無敵艦隊が英艦隊に敗れて国が衰退、1596サン・フェリペ号事件で日本とも不和になるが、1609来航したビベロ(ドン・ロドリゴ)を徳川家康が厚遇、メキシコと通商が始まるが、1624幕府の禁教政策によって断絶した。現在の首都はマドリード。

日本(にほん・にっぽん・やまと)≧日本国(にっぽんこく・にほんこく)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。1869から事実上の首都は東京。

毛利元就(もうりもとなり)
 (1497-1571) 武将。弘元(ひろもと)の子。1523安芸郡山(こおりやま)城主となり、大内義興(おおうちよしおき)、次いでその子・義隆(よしたか)に服属、備後の小早川(こばやかわ)氏・吉川(きっかわ)氏を乗っ取り、1550家臣・井上正兼(のうえまさかね)を粛清、1551義隆を討った陶晴賢(すえはるかた)を1555厳島(いつくしま)の戦で破り、1557大内義長(よしなが)を滅ぼして周防・長門・石見を制圧、1566出雲の尼子義久(あまこ・あまごよしひさ)も滅ぼし、ほぼ中国地方を平定した。油断味
隆景味

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