★肉薄! 笛の貴人に忍び寄る悪魔の足音! 〜 平安京を震撼させた大泥棒・袴垂の失敗!! |
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先月(平成十九年三月)、日本では「金属盗難ブーム」に沸いた。
電線・半鐘・鉄板・鉄柱・側溝のフタ・水道の蛇口・車止めなどなど、昨日までそこに普通に存在していたありとあらゆる金属製品が片っ端から盗まれたのである。
そして極めつけは飛騨大鍾乳洞(岐阜県高山市)での「二億円(時価二億五千万円以上)」金塊盗難事件であった。
これほど多発したにもかかわらず、なかなか犯人は捕まらない。捕まったのは便乗犯や雑魚(ざこ)だけであろう。
おそらく、これら一連の事件は「国際的巨大組織」の仕業である。「シルクロード」ならぬ「メタルロード」が形成されているに違いないのである。
憶測は置いておいて、今回は泥棒のお話である。
私は初め「金属味」と称して名古屋城(名古屋市中区)の金シャチ泥棒・柿木金助(かきのききんすけ)に出演を依頼したが、むげに断られたため、代わりに平安時代から別の大泥棒をしょっ引いて来た。
それではどうぞ。
[2007年3月末日執筆]
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