★ 古代最大!平和祭典!東大寺大仏開眼供養会!!
   〜 入魂するは印度出身婆羅門僧正・菩提僊那!!

ホーム>バックナンバー2021>令和三年6月号(通算236号)印度味 新型コロナウイルス変異株インド型

インド型変異ウイルス
1.藤原仲麻呂×藤原巨勢麻呂
2.菩提僊那×光明皇太后
3.橘奈良麻呂×黄文王

 国家総動員法――。
 国民徴用令――。
 価格等統制令――。
 新体制運動――。
 国民精神総動員運動――。

 最近の日本政府の焦りようを見ていると、戦時体制の用語を思い出す。

 配給制――。
 切符制――。
 供出制――。
 隣組――。
 大日本産業報国会――。

 何だかこれらもやりそうな気がする〜。

 学徒出陣――。
 勤労動員――。
 学童疎開――。
 鉄血勤皇隊――。
 神風特別攻撃隊――。

 ああ、いったい日本はどうなっちまうのであろうか?

*            *            *

 令和三年(2021)五月に日本では新型コロナウイルス感染症は第四波に突入した。
 ようやく高齢者のワクチン接種が開始されたが、英国型
(アルファ株)に続いてインド型(デルタ株)が流行してきた。
 インド型は感染力も威力も従来型より強いという。
 また、ベトナムでは、インド型と英国型が混じった新変異ウイルスも登場したという。
 注意が必要であるが、政府はワクチン接種以外の新たな防疫策を示していない。
 報道にも問題がある。
 英国型やインド型は報じるが、「日本型
」というのもあるというではないか。
 どうか、
 大本営発表――。
 は、やめてほしいものである。

 そうそう。インドといえば、ウッタラーカンド州のトリベンドラ・シン・ラワット元首相がこんな発言して物議を醸した。
「哲学的な角度から見ると、コロナウイルスは生物であり、人類と同じように生きる権利がある。しかし人類は、自分たちが最も賢いと考えてウイルスを排除しようとしているため、ウイルスは常に変異している。人類は安全を保つためにウイルスの感染速度を追い越す必要がある」

 個人的には、ウイルスに生きる権利があるとは思わない。
 しかしこれは私が人類だから思うことであり、ウイルスからすれば利己主義であろう。

 はい。というわけで今月は印度味です。
 古代日本史上最大の祭典でインド人が大活躍した東大寺大仏開眼供養会をお届けします。
 それでは、どぞっ!

[2021年5月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「東大寺大仏開眼供養会」登場人物

【菩提僊那】ぼだいせんな。僧正。大仏開眼導師。大安寺僧。南天竺のバラモン出身。

【藤原仲麻呂】
ふじわらのなかまろ。大納言兼紫微令。光明皇太后の側近。

【光明皇太后(光明皇后)】
こうみょうこうたいごう(こうごう)。皇太后。聖武上皇の皇后。孝謙天皇の母。

【孝謙天皇(称徳天皇)】こうけん(しょうとく)てんのう。伝46・48代天皇。聖武上皇と光明皇太后の皇女。

【藤原巨勢麻呂】ふじわらのこせまろ。中宮亮。仲麻呂の弟。

【 良 弁 】
ろうべん。少僧都。東大寺僧。
【 隆 尊 】りゅうそん。律師。大仏開眼華厳経講師。元興寺僧。

【市原王】
いちはらおう。玄蕃頭。安貴王の子。天智天皇の子孫。
【鴨 角足】かものつのたり。紫微大忠。仲麻呂の側近。

【童子たち】

【橘奈良麻呂】
たちばなのならまろ。参議。諸兄の子。

【黄文王】
きぶみおう。長屋王の王子。

inserted by FC2 system