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  〜 九州南北朝動乱の先駆け、博多の戦!!

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平成二十八年熊本地震
1.やっちゃえ!
2.やめとこ
3.やるしかねえ!

 地震に勝てるのは、民だけである。
 地震が奪えるのは、現在の財産だけである。
 過去の財産は、心の中にある。
 未来の財産は、頭の中にある。

 官には心も頭もないため、過去と未来の財産はない。
 だから地震には勝てない。
 地震だけではない。
 あらゆる有事に対して脆弱
(ぜいじゃく)である。
 有事が重なれば、官は持ちこたえることができない。
 内外の圧力によってつぶされるのが歴史の常である。
 官が長生きするためには、平時を保ち続けることである。
 善政を行わない官に、将来はない。

 平成二十八年(2016)四月、九州が震撼(しんかん)した。
 熊本県益城町
(ましきまち)では、二日続けて震度七という前代未聞の事態が起きた。
 加藤清正が手がけた天下の名城・熊本城も、「弁慶
(べんけい)の立ち往生」になってしまった。

 天災はやむを得ないが、腹立たしいのは人災である。
 被災地の空き巣や、義援金詐欺
(さぎ)といった「悪魔」は許されない。
 議論はあろうが、個人的にはこういった卑劣な連中は罰を上乗せすべきである。
 現行犯なら、その場で成敗しても構わないと思う。
 警察の手が回らないからといって、自警団はいただけない。
 自警団には「悪魔」を退治する能力も意欲も皆無である。
 交通網が復旧しつつあるが、喜んでいるのは善人だけではあるまい。
「ヒャッハー!稼ぎやすく、逃げやすくなったぜー!」
 悪党や偽善者の跋扈
(ばっこ)はこれからである。
 ここはやはり、海外の自衛隊を呼び戻し、本来の職務である自衛に当たらせるべきであろう。

 はい、という訳で今回は熊本の逸話を紹介します。
 肥後ゆかりの加藤さんか細川
(ほそかわ)さんに登場してもらおうとも考えましたが、菊池(きくち)さんを忘れていました。
 今月は忠臣
(楠木正成)がほめたたえた大忠臣・菊池武時(きくちたけとき)が、鎮西探題・赤橋英時(あかはしひでとき。北条英時)を攻めて敗死した「博多の戦(はかたのたたかい)」を紹介します。
 それでは、どぞっ!

[2016年4月末日執筆]
ゆかりの地の地図
参考文献はコチラ

「博多の戦」登場人物

【菊池武時(寂阿)】きくちたけとき(じゃくあ)。肥後の武将。

【少弐貞経(妙恵)】しょうにさだつね(みょうえ)。筑前・対馬守護。

【大友貞宗(具簡)】おおともさだむね(ぐかん)。豊後守護。

【菊池武重】きくちたけしげ。武時の嫡子。

【阿蘇惟直】あそこれなお。阿蘇大宮司。武時の配下。
【八幡宗安】やはたむねやす。武時の配下。

【少弐頼尚】しょうによりひさ。貞経の子。

【菊池武時の馬】
【櫛田神社の大蛇】
【菊池勢の人々】
【探題軍の人々】

【長岡六郎】ながおかろくろう。英時の配下。

【赤橋(北条)英時】あかはし(ほうじょう)ひでとき。鎮西探題。鎌倉幕府の九州の長。

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