★ 天候悪化!集中豪雨!仏が好きなら仏になれ! 〜 織田信興の敵討ち!第一次長島一向一揆攻め!! |
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世界は暴力で満ちている。
アルカイダがやっていることが暴力であれば、これを討つこともまた暴力である。
リビアでは、政府側も反政府側も双方暴力主義者である。
私は何度でも言いたい。
たとえどんな理由があったとしても、暴力で解決できることなど何一つない!
解決できたように見えても、結局は傷口を広げているだけなのである!
――が、そういった声は届かないのが現状である。
日本もまた暴力に満ちている。
「これっぽっちも恨んでませんから」
そんなことはあるまい!
今まで築き上げてきたものすべてを失ってしまったのであろう!
本心が真逆であることは、誰でも容易に察し得るであろう!
平成二十三年(2011)八月、ヤンキー上がりの毒舌天才司会者(島田紳助)が突如として芸能界から姿を消した。
暴力団との「黒い交際」が原因であった。
「十数年前に(右翼と)トラブルを起こした時、誰も助けてくれなかった」
同情はするが、身から出たサビである。
たとえ警察が助けてくれなくとも、誰も助けてくれなかったというのはウソである。あれだけのカネがありながら、あれほどの才を持ちながら、あれだけの人が周りにいながら、まっとうな手段が何一つ浮かばなかったというのは大ウソとしか言いようがない。それらを選ばず、安易に暴力団を頼ったことは、取り返しのつかない大敗北であった。
それにしても残念である。
このテレビ不毛の時代に、彼の番組はおもしろかった。
まったく、芸能界は惜しい人を亡くしたものである。
復帰を待望する声もあるが、たとえ再び出てきたとしても、「ゴースト」が気になって笑えないであろう。
時期も時期だけに、
「彼は『地デジ化未対応司会者』だったんだ」
と、あきらめるしかあるまい。
他にも芸能界に「黒い人」がいないことを祈る。
はい。というわけで、今回は戦国時代最凶の暴力団――、じゃなくて、おなじみ戦国武将・織田信長のお話です。
「弟・織田信興(のぶおき)のカタキを討つ!」
とくれば、弊サイトの読者の方であればハタと手を打つことでしょう。
「おお!長島一向一揆か!」
そうです。今回は「騒乱味」の続編、「第一次長島一向一揆攻め」です。
敵討ちのつもりが、かえって傷口を広げることになっちゃいますが、まあ、これが暴力の応酬の宿命ってヤツでしょう。
[2011年8月末日執筆]
参考文献はコチラ
【織田信長】おだのぶなが。美濃岐阜城主。織田軍総帥。
【柴田勝家】しばたかついえ。織田軍太田口方面軍大将。
【氏家卜全(直元)】うじいえぼくぜん(なおもと)。太田口方面軍部将。美濃大垣城主。
【市橋利尚】いちはしとしひさ。太田口方面軍部将。
【丸毛長照】まるもながてる。太田口方面軍部将。
【湯浅直宗】ゆあさなおむね。信長の家臣。
【野々村三十郎】ののむらさんじゅうろう。信長の家臣。
【水野次郎右衛門】みずのじろうえもん。勝家の小姓。
【種田兼久】おいだかねひさ。卜全の配下。美濃三塚城主。
【種田正元】おいだまさもと。卜全の配下。美濃今宿城主。
【西堀勘兵衛】にしほりかんべえ。卜全の配下。
【桑原右近】くわばらうこん。卜全の配下。
【河村孫兵衛】かわむらまごべえ。卜全の配下。
【太田甚兵衛】おおたじんべえ。太田口の地侍。
【安藤守就(道足)】あんどうもりなり(どうそく)。太田口方面軍部将。美濃北方城主。
【織田軍の人々】
【長島一向一揆軍の人々】
【浅井長政】あさい・あざいながまさ。近江小谷城主。信長の宿敵。
【磯野員昌】いそのかずまさ。近江佐和山城主。長政の家臣。
【楠木正具】くすのきまさとも。軍師。北畠具教旧臣。
【日根野弘就】ひねのひろなり。竜興の旧臣。
【証意(佐玄)】しょうい(さげん)。長島願証寺第4代住職。長島一向一揆総帥。
【斎藤竜興】さいとうたつおき。前美濃国主。信長の宿敵。
【下間頼旦】しもつま(しもずま)らいたん。石山本願寺坊官。長島一向一揆参謀。