249.物価味 基礎用語集

ホーム>バックナンバー2022>基礎用語集

井原西鶴(いはらさいかく)
 (1642-1693) 江戸時代の作家・俳人。浮世草子作者。大坂で貞門派や談林派の俳諧師として活躍、浮世草子『好色一代男』『好色五人女』『好色一代女』、武家物『武道伝来記』『武家義理物語』、町人物『日本永代蔵』『世間胸算用』などを著した。

江戸時代(えどじだい)=徳川(とくがわ)時代
 (1600or1603-1867) 江戸幕府が支配していた時代。1600関ヶ原の戦(せきがはらのたたかい)で徳川家康(とくがわいえやす)が政権を握ったこと、または1603家康が江戸幕府を開いたことに始まり、徳川氏が代々将軍に就任した。1867十五代将軍・徳川慶喜(よしのぶ)が大政奉還して終わった。⇒江戸時代年表

江戸幕府(えどばくふ)=徳川(とくがわ)幕府
 (1603-1867) 江戸時代の武家政権。1600関ヶ原の戦で勝利した徳川家康(とくがわいえやす)が1603に征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)に就任して創始。徳川氏が代々将軍に就任、老中(ろうじゅう)が政務を統括し、臨時に大老(たいろう)が置かれた。1867十五代将軍・徳川慶喜(よしのぶ)が朝廷に大政奉還(たいせいほうかん)、1868-1869戊辰(ぼしん)戦争をへて旧幕府勢力は解体した。

好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)
 江戸時代の浮世草子。井原西鶴著。1682刊。天性の好色漢・世之介と江戸・大阪・京などの遊女らとのけしからん生活を描いた物語。

参議院(さんぎいん)=参院(さんいん)
 (1890- )日本国憲法のもと、衆議院とともに国会を構成する両院の一つ。議員定数は二百四十二人(当初は二百五十二人)。任期は六年で、三年ごとに半数改選。解散はない。

東京(とうきょう)←江戸(えど)
 東京都。明治時代以降の日本の首都。1868江戸を東京と改め、1869明治天皇が行幸、政府も東京に移り(東京遷都)、1871東京府1889東京市を設置、1923関東大震災で壊滅するが復興、1943府・市は合併して東京都となり、1945東京大空襲で焦土となるが、戦後よみがえった。
東京味

征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)≦将軍
 もとは蝦夷(えぞ・えみし)を討伐するための朝廷の軍事長官。後に武家政権の最高指導者の称号。奈良時代の征夷大使(せいいたいし)・征東(せいとう)大使・征夷将軍などの後身。最初の征夷大将軍は、794に任じられた大伴弟麻呂(おおとものおとまろ)らしいが、有名なのは坂上田村呂(さかのうえのたむらまろ。797任命)と文室綿麻呂(ふんやのわたまろ。811任命)と源義仲(みなもとのよしなか。1184任命)。1192源頼朝(みなもとのよりとも)が就任して幕府を開いてからは世襲となった。将軍味

徳川吉宗(とくがわよしむね)
 (1684-1751) 江戸幕府八代将軍(在職1716-1745)。紀伊和歌山藩主・徳川光貞(みつさだ)の子。1705紀伊藩主として藩政改革を行い、1716将軍に就任して1716-1745享保(きょうほう)の改革を断行、有馬氏倫(ありまうじのり)・加納久通(かのうひさみち)を側御用取次(そばごようとりつぎ)に、大岡忠相(おおおかただすけ)を江戸町奉行に、勘定奉行に神尾春央(かんおはるひで)を登用し、御庭番(おにわばん)を新設、1720町火消(まちひけし)・1721目安箱(めやすばこ)・1722小石川養生所(こいしかわようじょうしょ)を設置し、倹約令・1719相対済令(あいたいすましれい)・1722質流し禁止令・1723足高(たしだか)の制などを制定、定免法(じょうめんほう)を採用し、1720漢訳洋書輸入緩和・1722上米(あげまい)・株仲間公認などを実施、新田開発や甘藷(かんしょ。サツマイモ)・甘蔗(かんしゃ。サトウキビ)・櫨(はぜ)・朝鮮人参栽培を勧め、1742『公事方御定書(くじがたおさだめがき)』を完成、1745息子・家重(いえしげ)に将軍職を譲り、大御所として後援した。
物価味

日本(にほん・にっぽん・やまと)≧日本国(にっぽんこく・にほんこく)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。1869から事実上の首都は東京。

前へ歴史チップス ホームページ

inserted by FC2 system