21.土用味 基礎用語集!

エレキテル・摩擦起電機(まさつきでんき)
 電気のこと。日本では特に摩擦起電機のこと。オランダ語のelektriciteitに由来。1776に平賀源内が初めて製作した。佐久間象山(さくましょうざん)が製作した電気治療器も同類。

大田南畝(おおたなんぽ)・蜀山人(しょくさんじん)・四方赤良(よものあから)
 (1749-1823) 武士。狂歌師。戯作者。洒落本『甲駅新話』・黄表紙『菊寿草』『岡目八目』・狂歌集『寝惚先生文集』『万載和歌集』などを著したが、松平定信(まつだいらさだのぶ)による寛政(かんせい)の改革の弾圧によって断筆した。

大伴家持(おおとものやかもち)
 (718?-785)公卿。歌人。中納言。三十六歌仙の一。大伴旅人(たびと)の子。内舎人(うどねり)として聖武(しょうむ)天皇に仕え、越中守(えっちゅうのかみ)・薩摩守(さつまのかみ)・衛門督(えもんのかみ)等を経て、780参議に就任、782氷上川継(ひかみのかわつぐ)の変に関係して解任されるが、783中納言(ちゅうなごん)に昇り、『万葉集』を編集したと思われるが、785藤原種継(たねつぐ)暗殺事件に関わった罪で死後に処罰された。怨念味1

日本(にほん・にっぽん・やまと)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。

平賀源内(ひらがげんない)
 (1728-1779) 学者・作家。1756江戸へ出て田村藍水(たむららんすい)に本草(ほんぞう)学を学び、1757江戸湯島で日本初の薬品会(物産会)を開催、『物類品隲(ぶつるいひんしつ)』を刊行し、火浣布(かかんぷ)・テルモメートル(寒暖計)・エレキテル(摩擦起電機)を製作、鉱山開発・陶器輸出・毛織物製造などを試みるが失敗し、戯作者として『根南志具佐(ねなしぐさ)』『風流志道軒』『神霊矢口渡』『放屁論』などを著し、秋田へ下って洋画の技法を小田野直武(おだのなおたけ)に伝授、1779謝って人を殺して逮捕され、病死した。
土用味 電気味

万葉集(まんようしゅう)
 
現存最古の和歌集。770頃完成。20巻。大伴家持(おおとものやかもち)の編集か。万葉仮名で記される。約四千五百首を収録。雑歌(一般歌)・相聞歌(恋愛歌)・挽歌(哀悼歌)に分類される。
怨霊味4

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