★ 適者生存?狡兎三窟!幕府滅亡に巻き込まれるな! 〜 北条一族塩田国時配下・狩野重光の背信!! |
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ミサイル 迎撃 狩野重光 船田義昌 鎌倉幕府 |
的に当てるのは難しい。
動く的に当てるのは、もっと難しい。
的が飛んでくるから、難しいことをしなければならない。
的さえ飛んでこなければ、難しいことはしなくてもいい。
平成二十九年(2017)八月二十九日、米韓合同軍事演習に反発した北朝鮮が、新型中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)十二型」を発射した。
ミサイルは北海道上空を飛び越え、約二千七百キロメートル飛行して太平洋へ落ちたという。
「実戦を髣髴(ほうふつ)とさせる今回の訓練は太平洋上での軍事作戦の第一歩であり、グアムを牽制(けんせい)するための意味深長な前奏曲になる(金正恩委員長)」
「百七年前に日韓併合条約が公布された八月二十九日に残虐な日本の人々が気絶するほど大胆な作戦を展開した(労働新聞)」
日本政府は、今回は破壊命令を出さなかったというが、ミサイル迎撃など本当にできるものであろうか?
「政府は発射直後からミサイルの動きを完全に把握しており、万全の態勢をとってきた」
と、安倍晋三首相は自信ありげに言うが、日々発展し続けている軍事技術の前に、完全な軍備など永久に完成しない。
「イージス・アショアを二基導入すれば、日本全土をミサイル防衛できます」
結果、油断が生じれば、何の意味もないことになってしまう。
はい、というわけで今回は先月の「一線味」の続きです。
鎌倉へなだれ込んだ新田軍との迎撃戦で幕府方の名だたる武将たちが死んでいきます。
そんな中、「生きる道」を選んだ武士がいました。
それでは、北条一門塩田国時(しおだくにとき。北条国時。陸奥入道。道祐)の家来・狩野重光(かのえしげみつ。五郎)の物語をお楽しみください。
[2017年8月末日執筆]
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参考文献はコチラ
【狩野重光(五郎)】かのうしげみつ(ごろう)。塩田国時の家来。
【塩田(北条)国時】しおだ(ほうじょう)くにとき。重光の主人。北条一門。
【塩田(北条)俊時】しおだ(ほうじょう)としとき。国時の子。北条一門。
【大仏(北条)貞直】おさらぎ(ほうじょう)さだなお。北条一門。
【金沢(北条)貞将】かねざわ(ほうじょう)さだまさ。北条一門。
【北条基時】ほうじょうもととき。鎌倉幕府13代執権。仲時の父。北条一門。
【北条高時】ほうじょうたかとき。鎌倉幕府14代執権。9(7)代得宗。
【十数年前からのなじみの郎党】
【中間・下部たち】
【塩田家の人々】
【幕府方の兵たち】
【新田軍の兵たち】
【脇屋義助】わきやよしすけ。新田義貞の弟。
【船田義昌】ふなだよしまさ。新田義貞の執事。