126.噴火味 基礎用語集

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浅間山大噴火(あさまやまだいふんか)
 上野・信濃国境にあった浅間山の大噴火。685年や1108年にも大噴火しているが、とくに1783天明の噴火では熱泥流が上野側に襲来、流出家屋1800戸、死者2000人を出した(死者35000人という記録もある)。江戸でも火山灰が降り、天明の飢饉の一因になったという。噴火味

江戸時代(えどじだい)=徳川(とくがわ)時代
 (1600or1603-1867) 江戸幕府が支配していた時代。1600関ヶ原の戦(せきがはらのたたかい)で徳川家康(とくがわいえやす)が政権を握ったこと、または1603家康が江戸幕府を開いたことに始まり、徳川氏が代々将軍に就任した。1867十五代将軍・徳川慶喜(よしのぶ)が大政奉還して終わった。

組頭=与頭(くみがしら)≒年寄(としより)
 江戸時代の村役人。村方三役の一。年寄というところもある。定員は一名〜数名。名主を補佐して村の事務を行った。

竹取物語(たけとりものがたり)
 平安時代の伝奇物語。物語の祖。一巻。9〜10C初めに完成。作者不明(源順・遍照説など)。竹取の翁に拾われて育てられたかぐや姫が五人の貴公子の求婚や帝のお召しを断って月へ帰っていく物語。
偽装味

天武天皇(てんむてんのう)←大海人皇子(おおあまのおうじ)
 (631?-686)第四十代天皇(在位673〜686)。舒明天皇の皇子。天智天皇の弟。672壬申(じんしん)の乱で大友皇子(おおとものおうじ)を破り、飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)で即位、皇親政治を展開し、684八色(やくさ)の姓(かばね)を制定、飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)を編集させた。
粛清味

天明の飢饉(てんめいのききん)
 (1782-1787) 三大飢饉の一。天皇不順・浅間山大噴火・洪水などによる全国的な大飢饉。東北地方の被害が甚大で、仙台藩で三十万人、弘前藩で八〜二十万人が餓死し、その惨状が「凶荒図録」や「天目飢饉之図」に描かれたという。噴火味税金味

鳥羽法皇(とばほうおう)←鳥羽上皇(じょうこう)←鳥羽天皇←宗仁親王(むねひとしんのう)
 (1103-1156) 伝七十四代天皇(在位1107-1123。院政1129-1156)。堀河(ほりかわ)天皇の第一皇子。母は藤原実季(ふじわらのさねすえ)の娘・苡子(いし)。1103即位し、1123祖父・白河(しらかわ)法皇の命によって崇徳(すとく)天皇に譲位、1118最勝寺(さいしょうじ)を建立し、1129法皇没後に院政を開始、祖父に避けられていた藤原忠実(ふじわらのただざね)を再登用し、1141近衛天皇を擁立、1155その没後は白河天皇を擁して崇徳上皇と対立し、1156の保元(ほうげん)の乱の原因を作った。
泥酔味

名主(なぬし)≒庄屋(しょうや)肝煎(きもいり)
 江戸時代の村役人。村方三役の一。関西では庄屋、東北では肝煎と呼ばれた。村の長として年貢割当・法令伝達など村政を取り仕切った。世襲が普通であったが、享保の頃から一代限りになり、輪番や入り札(選挙)で選任されるようになった。

百姓代(ひゃくしょうだい)
 江戸時代の村役人。村方三役の一。定員は一名〜三名。百姓の代表として村政を監視した。

平安時代(へいあんじだい)
 (794-1185頃) 平安京に都が置かれ、天皇や貴族が支配していた時代。794桓武(かんむ)天皇の平安遷都に始まり、初期は天皇家が、前中期は藤原氏が、後期は院政の主が、末期は平家が政権を担った。1185源頼朝(みなもとのよりとも)の守護・地頭設置(事実上の鎌倉幕府の創立)頃までをいう。

村方三役(むらかたさんやく)=地方三役(じかたさんやく)
 江戸時代の村役人。名主(なぬし。関西では庄屋。東北では肝煎)・組頭(くみがしら)・百姓代(ひゃくしょうだい)の総称。本百姓から選ばれ、郡代や代官の下で村政にあたった。

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