検証1.大伴金村の思惑 | ||||||||||||||
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はい。読者の方々はいくつかおかしな点に気付かれたことであろう。
まず、冒頭の部分のナゾである。
「穂積押山は百済に何をしに行ったのであろうか?」
そう。用もないのにお土産を持参してまで百済くんだりまで行くはずがない。何か重要な頼みがあったはずである。百済はその頼みを聞く代償として任那四県を求めたのであろう。
そう。金村は困っていた。
それを百済がしてくれれば、任那四県を割譲しても惜しくないほど困惑していた。
いったい何を困っていたのか?
そのことは、金村が擁した継体天皇の即位記事に隠されている。