★ 三河統一! 次は尾張! 家康の祖父は名君なのか?
  〜 殺害は勘違い? 松平清康横死! 守山崩れ!!

ホーム>バックナンバー2023>令和五年7月号(通算261号)裏切味 プリゴジンの乱&松平清康は名君か?

ワグネル反乱
1 吾輩は猫である
2.坊っちゃん
3.こころ
4.明 暗
5.それから

 令和五年(2023)六月二十四日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジンがロシア軍に反乱を起こし、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の解任を求めてモスクワに向けて進軍した。
 が、
ロシア人の血が流れることに対する責任を自覚し、部隊を方向転換させている」
 と、翌二十五日に部隊を撤収し、ベラルーシに亡命することになった。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領がプーチン大統領と電話で協議し、厄介者に成り果てたプリゴジンを預かることを承諾したという。

 というわけで今月は「裏切味」と称して三河戦国大名・松平清康(まつだいらきよやす)が横死した「守山崩れ(もりやまくずれ。森山崩れ)」を紹介します。
 そうです。清康といえば、今年のNHK大河ドラマ『どうする家康(古沢良太作)』の主人公・徳川家康の祖父に当たる人です
(「松平氏系図」参照)
 この人は『三河物語
(みかわものがたり。大久保忠教著)』などでは家康以前に三河統一を果たした名将とされていますが、素直に信じられません。
「本当は凡将だったけど、家康の祖父ということで盛られただけではないのか?」 
 で、疑いながら執筆していたところ、暴君でダメダメな武将のお話になっちゃいましたー!
 清康ファン徳川ファンの方々の期待は完全に裏切る激おこ物語ですので、どうかその筋の方々は読まないでください。

[2023年6月末日執筆]
参考文献はコチラ

「守山崩れ」登場人物

【松平清康】まつだいらきよやす。松平家当主。三河の国主。信忠の子。家康の祖父。三河岡崎城主。

【松平信定】
まつだいらのぶさだ。桜井の叔父さん。清康の叔父。長親の三男(or次男)。清康の後見人。三河桜井城主。

【松平長親】
まつだいらながちか。おじいさん。清康の祖父。信定らの父。三河安城城主。

【阿部定吉】あべさだよし。清康の重臣。正豊の父。広忠の後見人。

【阿部正豊(弥七郎)】あべまさとよ(やしちろう)。清康の家来。定吉の子。

【植村氏明】うえむらうじあき。清康の家来。

【松平広忠(仙千代)】まつだいらひろただ(せんちよ)。清康の子。家康の父。後の三河岡崎城主。

【不自由な猫】
【松平軍の人々】
【松平清康の馬】

【安藤守就】あんどうもりなり。土岐頼芸の家来。美濃(西美濃)三人衆の年長。美濃北方城主。

【太原崇孚(雪斎)】
たいげんすうふ(せっさい)。義元の軍師。駿河臨済寺住職。

【今川義元】いまがわよしもと。駿河・遠江の太守。海道一の弓取り、松平広忠の庇護者。駿府館主。

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