49.憲法味 基礎用語集

憲法十七条(けんぽうじゅうしちじょう)=十七条の憲法
 聖徳太子の作と伝えられている政治理念。日本初の成文法? 和の精神や君臣の道などを十七条にまとめたもの。
憲法味

自衛隊(じえいたい)
 (1954-) MSA協定(日米相互防衛援助協定)により、保安隊と警備隊を改組して発足した日本の防衛組織。防衛庁に所属する陸上・海上・航空自衛隊の三隊。内閣総理大臣の統率のもと防衛庁長官が隊を総括。

自由民主党(じゆうみんしゅとう)=自民党(じみんとう)
 (1955- )自由党と民主党の保守合同によって成立した政党。初代総裁は鳩山一郎(はとやまいちろう)。結党以来一貫して政権を保持したが、1993に分裂、初めて野党に転落するが、1994再び政権党に返り咲いた。

聖徳太子(しょうとくたいし)=厩戸皇子(うまやどのおうじ・うまやどのみこ)
 (574-622) 摂政(在任593-622)。587蘇我馬子(そがのうまこ)とともに物部守屋(もののべのもりや)を討ち、594仏教興隆の詔を発表、593推古(すいこ)天皇の摂政となり、難波(なにわ)に四天王寺(してんのうじ)を建立、603冠位十二階を・604憲法十七条を定め、607小野妹子(おののいもこ)ら遣隋使(けんずいし)を派遣、斑鳩(いかるが)に法隆寺(ほうりゅうじ)を建て、611注釈書『勝鬘経義疏(しょうまんきょうぎしょ)』・614『維摩(ゆいま)経義疏』・615『法華(ほっけ)経義疏』・620史書『天皇記』・『国記』を編集した。
日朝味4 憲法味

日本(にほん・にっぽん・やまと)
 東アジアにある国。古くは倭(やまと)と呼ばれたが、天武天皇の頃(七世紀後半)に改め、八世紀からは国際的にも使用するようになった。1889大日本帝国憲法制定により「大日本帝国」になるが、1946日本国憲法公布により「日本国」となった。

日本国憲法(にほんこくけんぽう)
 (1947-) 現行の日本の憲法。十一章百三条。GHQが原案を作成し、幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)内閣に提示、吉田茂(よしだしげる)内閣が審議し、1946.11/3公布、1947.5/3施行。主権在民・象徴天皇・平和主義・戦争放棄・基本的人権の尊重・議院内閣制・地方自治の保障・司法権の独立などを規定している。憲法味 平和味 不戦味

白村江(はくすきのえ・はくそんこう)の戦
 飛鳥時代に起こった日本・百済連合軍と唐・新羅連合軍との戦争。660唐・新羅連合軍は百済を滅ぼしたが、百済の遺臣・鬼室福信(きしつふくしん)は日本にいた王子・豊璋(ほうしょう)を召還し、これを国王に擁立して抵抗した。日本もこれを救援するため、阿倍比羅夫(あべのひらふ)・阿曇比羅夫(あずみのひらふ)らを派遣するが、白村江で唐・新羅連合軍に大敗した。この戦いによって百済は再度滅亡、豊璋は高句麗に逃亡し、日本は朝鮮半島における足場を失った。 日朝味5

文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき)=壬申・丁酉の倭乱(じんしん・ていゆうのわらん)
 (1592-1593,1597-1598) 壬辰(じんしん)・丁酉(ていゆう)の倭乱とも。豊臣秀吉が明を征服するため朝鮮に侵攻した戦争。1592秀吉は加藤清正(かとうきよまさ)・小西行長(こにしゆきなが)ら十六万の大軍を朝鮮に派兵、漢城(現ソウル)や平壌(ピョンヤン)などを攻略し、ほぼ朝鮮全域を蹂躙(じゅうりん)するも、明の救援、義兵の反乱、水軍の将・李舜臣(りしゅんしん)の活躍により後退。1593一時停戦し、明との間で講和交渉が進められたが決裂し、1597再度十四万の大軍を派兵するも苦戦、1598秀吉の死により撤退した。 
日朝味7 変節味3

明治天皇(めいじてんのう)←睦仁親王(むつひとしんのう)
 (1852-1912) 伝百二十二代天皇(在位1867-1912)。孝明(こうめい)天皇の皇子。1867徳川慶喜(とくがわよしのぶ)の大政奉還を受けて王政復古の大号令を行い、1868五箇条の御誓文を発布、1869東京へ遷都し、1870大教宣布(だいきょうせんぷ)の詔(みことのり)・1881国会開設の勅諭(ちょくゆ)・1889大日本帝国憲法・1890教育勅語(きょういくちょくご)などを発布、日清・日露戦争の勝利し、日本の近代化を見届けた。

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