3.おかずタダ

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舛添都知事公私混同問題
1.見てるだけ〜
2.ごはんタダ
3.おかずタダ
4.自分は働かない
5.他人に働かせる
6.募金詐欺?
7.豪快に寄付
8.ケチvsケチ
9.売れない物を売る
10.売れない物を高く売る

 吉四六はごはんを炊いた。
 でも、おかずがなかった。
「おかずがないごはんは寂しいものだ」
 そこへノラネコが遊びに来た。
「にゃー」
 たまにエサをやるので、なついているのである。
 吉四六はいいことを思いついた。
「そういえばこの村にはネコ好きの金持ちもいたっけ」

 吉四六はノラネコを抱いて出かけた。
 ネコ好きの金持ちの邸宅の前に着くと、ノラネコを下ろしてしかりつけた。
「この泥棒ネコがっ!」
「みゃーん」
 ネコの鳴き声に反応して、すぐさまネコ好きの金持ちが邸宅から飛び出してきた。
 吉四六はますます大声でネコをしかりつけた。
「おらの大事な焼き魚を食いやがって! 許さねえ! お仕置きしてやる!」
「みょおお!」
 吉四六が手を振り上げてノラネコをたたこうとしたため、
「やめなさい! 魚なら私が買ってやるから〜」
 ネコ好きのお金持ちが慌てて止めにきた。
「いったいどんな魚を食べられたんだ? 魚の種類を教えてくれ」
 吉四六はアジぐらいのつもりで来たのであるが、何でも買ってくれそうな雰囲気だったため、レベルアップしてみた。
「タイ! タイの尾頭付き!」
「わかったわかった。今すぐ買いに行かせるから、もうネコはいじめるんじゃないぞ」 
「はい、もういじめませ〜ん」

 こうして吉四六の家にタイの尾頭付きが届けられた。
 彼はノラネコを呼ぶと、
「よくやった! 分け前だ」
「みゃーん!」
 と、骨が多い部分を分けてあげた。
「また頼むぞ」
「うみゃーい、うまゃーい」
 吉四六は食べ終わると、満足して寝転がった。
「こいつはいっぱい食えたぜ!」

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